コンディションは健康そのものにも関わらずブッキングに恵まれないミロ。
2022年の試合数はごくわずかで、TNT王座のチャンピオンだった頃の活躍ぶりが嘘のような冷遇ぶりです。怪我もありましたが、現在は活動の支障になるようなものはない…はず。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーは、ミロがPPVに向けたプランを提案されたもののそれを断っていたこと、そして元WWEスーパースターの難しさを語りました。
トニー・カーン(社長)がミロのところに来て、11月のPPV「Full Gear」に向けたアイデアを伝えたんだが、ミロはそれをやりたがらなかったんだ。奇妙な話だけど、元WWEのレスラーは非常に警戒心が強いんだ。ブライアン・ダニエルソンは例外だけど、「ジョブ」をやるのはとても難しくて、負けそうなプランを断るとブッキングも困難になる。
AEWにプランがまったくないわけではなく、ミロのキャリアが参加を許さないプログラムへ加わる可能性はあったようです。たとえ「ジョブ」だとしても、試合やプロモで実力を見せつければその先につながるわけですが、そのチャンスを手放すとしんどいですね。
ちなみに、ミロの妻であるラナが「夫はいつかWWEに戻る」と発言していることから、AEWは彼のWWE復帰を懸念しているのではないか、とも推測しています。
元WWEラナ「夫のミロ(ルセフ)はいつかWWEへ復帰する。ルセフ・デイは死なない」
AEWでブッキングに恵まれない日々を送っているミロ。 「ルセフ」のリングネームでWWEスーパースターとして活躍していた時期も不遇ぶりが話題になることがあったものの、テレビ番組には出...
(Wrestling Observer, WrestlePurists)
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