UFCの親会社エンデバーがWWEを買収し、 UFCと WWEを統合して新会社を設立する…というニュースは、世界中のプロレスファンに大きな驚きを与えました。
WWEの最高責任者だったビンス・マクマホンが団体売却を目的に2023年1月に復帰した後、売却に向けた動きは急ピッチで進められました。
ビンスは、新会社でエグゼクティブ・チェアマンを務めます。そして、今のところ新会社での役職が公式に発表されていないHHHについての懸念も広がっています。
ビンスがバックステージでの影響力を増していると報じられたり、彼がレッスルマニア39でゴリラポジションに近い自身のオフィスで働き、ショーの運営に深く関与していたという報道もあり、「クリエイティブの責任者であるHHHの役割が今後どうなるのか」という点にも注目が集まっているのです。UFCとの統合は彼にどのような影響を与えるのでしょうか?
POST Wrestlingによれば、団体の内部メールでは「HHHは引き続きチーフ・コンテンツ・オフィサーを務める」ことが通達されているとのこと。ビンスやエンデバー社の影響がどの程度になるかは分かりませんが、役職は変わらないようです。
また、ビンスがレッスルマニア39の運営に関与していたという件については、彼がクリエイティブ面に影響を与えたのではないかという声も一部で上がっています。特に2日目はビンスの影響が大きいのではないか、メインイベントのローマン・レインズ VS コーディ・ローデスの試合結果に関与したのでは…という憶測ですね。
これについては、PWInsiderが「ビンスはヘッドセットをして監督的な立場で働いていたが、ショー全体の責任者はあくまでHHHであり、彼が運営と監督を担当していた」と報じ、2日目のメインイベントへのビンスの関与を否定する他の報道を裏付けています。
しばらくはこうした憶測が報道によって否定されるというケースが多くなるかもしれません。
(Cultaholic, POST Wrestling, PWInsider)