ビンス・マクマホン時代が帰ってきた……かもしれません。
UFCの親会社エンデバーがWWEを買収し、UFCとWWEを統合した新会社を設立することが発表され、ビンスは新会社のエグゼクティブ・チェアマンに就任することになりました。CNBCのインタビューに対し、彼はクリエイティブへの関与について「yes and no」と回答し、高いレベルでは関与するものの、以前ほど忙しい働き方はできない、と語りました。HHHは引き続きクリエイティブの責任者であり続けるという社内メールでの通知もあったそうです。しかし……。
PWInsiderによれば、レッスルマニア39明けのRAWはビンスの影響が非常に大きく、放送開始15〜20分前に台本の変更が命じられたとのこと。また、放送が始まってからも台本の変更があり、これは2022年7月にビンスが一時的に引退する前までのやり方と同じだったといいます。
また、番組開始からしばらくはHHHが番組運営を指示していたものの、次第にビンスによる関与が多くなり、結局、彼はこの日のほとんどをゴリラポジションで過ごして番組進行を直接監督していたそうです。レッスルマニア39でもバックステージでヘッドセットを装着して仕事をしていたビンスですが、あくまでショーの責任者はHHHであり、今日のRAWのような状態ではありませんでした。
報道によれば、現場は「以前のやり方が戻ってきた」ということに気づき、士気が下がったそうです。ある情報筋は「核ミサイルの爆撃を受けたようだ」と語り、「ビンスが再びすべてを監督するようになる可能性は高く、クリエイティブが彼の気まぐれと感性に委ねられている感じがした」といいます。
ただ、全員が落胆しているわけではなく、一部の選手は「結果的にビンスが復帰する」ということを予想していました。PWInsiderの取材によれば、エンデバーによる買収が決定した後、ビンスはしっかりと元の責任者の立場に戻っているそうです。エンデバーのCEOアリ・エマニュエルはビンスがWWEを舵取りしていくことを望んでいるので、ビンスの影響力が大きくなることは既定路線のようですね。
(PWInsider, Wrestling Inc)