AEWにとって、イギリス進出は大きな野望の1つでした。
社長のトニー・カーンはサッカープレミアリーグのフラムFCでも上層部の一人として働いており、ロンドンにある本拠地クレイヴン・コテージでAEWのショーを開催することに前向きでした。実際、AEWがイギリスに進出するのであれば、クレイヴン・コテージが本拠地になると考えるファンは多かったでしょう。
しかし、実際のイギリス進出は、クレイヴン・コテージよりもはるかに大きな会場で、サッカーの聖地としても知られるウェンブリー・スタジアムで行われます。収容人数9万人。1992年にWWEがSummerSlamを開催した際は8万人の観客が詰めかけた会場を、AEWはどれだけ埋められるのか…。疑問視する声は決して少なくありませんでした。
しかし、チケットの販売が始まると、プリセールスの段階で5万枚のチケットが売れる盛況ぶり。AEWの歴史上、最も多くの観客を動員する大会になるのは間違いない状況です。
ビジネス開発部門のディレクターを務めるジェフ・ジャレットは、ウェンブリー・スタジアムでのAll In開催について、自身のPodcast番組で語っています。
これは彼らのレッスルマニアだ。
ウェンブリーでやるのは初めてだし、最初から最後まで盛りだくさんのカードになるのは間違いない。歴史的なイベントになるよ。プロレスの歴史の一部になりたければ、このイベントに参加することだな。
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