2023年6月に開催されたAEWと新日本プロレスの合同興行Forbidden Doorのメインイベントで対決したオカダ・カズチカとブライアン・ダニエルソン。
プロレスの歴史に名を残す名レスラー同士の対決は非常に大きな話題になりました。ブライアンはオカダのエルボードロップで右腕を骨折しながら10分以上も戦い続け、最終的にはオカダからギブアップを奪って勝利。右腕がまったく使えない状態でオカダを追い込んだり、Yes!チャントを煽ったりと、エンターテインメントのオバケぶりを世界に見せつけました。
多くのファン、そしてプロレス関係者は、2人の対決がこの1回だけで終わるとは考えていません。新日本プロレスの海外戦略に欠かせない存在のロッキー・ロメロは、最新のインタビューの中で2人の再戦の可能性について語りました。
残念ながら、ブライアンが試合中に腕を折ってしまうというアクシデントはあったけど、それでも素晴らしい試合だったと思うよ。俺が特に好きなのは、あの試合結果でさらに物語を進めることができる、という点だね。それが来年のForbidden Doorであれ、どこであれ…。
2人お物語はまだ頂点に達していないと思うんだ。初対決としては完璧だったし、2人の大物レスラーが初めて出会う試合としては、あるべき姿だったと思う。次回に向けて少し余韻を残すというか、骨に少しだけ肉が残るような感じ。次があるぞ、ってね。
それがいつになるかはわからないけど、来年以降に実現してほしい。ブライアンのスタイルがハードなのは明らかだし、それが彼の活動に少しずつ影響を与えているようだし、早めの方がいいかな。
再戦は日本でやってほしい。2人には、やりたいことをやるためにもっと広いスペースが必要だろうし、彼らがそれをどうやるか、ファンがどう反応するかも違ってくるだろう。
Forbidden Doorは、見ているファンがかなりハードコアな人たちばっかりだし、彼らはAEWと新日本プロレスを両方とも熱心に見ている筋金入りのプロレスファンだ。だから、ファンの反応という点ではかなり特殊なショーだったんだよね。
そこからこのカードを取り上げるというわけじゃないけど、日本のオーラや日本での対決、彼らが日本でどのように試合を構築するかというのは、何か特別なものがあると思う。アメリカのファンの前で試合をするのとはちょっと違うかもね。
だから、もし再戦があるなら、ブライアンが大きなショーに出る、もしくは東京ドームに登場するというのは、ヤバいよ。
(Fightful)