現地8月27日に開催されたイギリス大会All In。チケットは8万枚以上売れ、会場のウェンブリー・スタジアムには7万人を超えるファンが詰めかけました。
第1試合として行われたのはCMパンクとサモア・ジョーのシングルマッチ。ROH時代から続くライバル関係の再開は多くのファンを喜ばせました。試合に勝利したのはパンクでしたが、彼にとって、この試合がAEWでの最後の試合となりました。
ジョーとの試合前、彼はバックステージでジャック・ペリーと喧嘩し、無関係のスタッフを巻き込みかねない大きなトラブルを起こしました。激怒したパンクは「試合に出ない。AEWを辞める」と発言したとされており、ジョーはその場を収めるリーダーシップを発揮し、パンクを説得。なんとか試合の実現にこぎつけたのです。
最新のインタビューの中で、ジョーはAll Inでのパンクを巡る事件について質問され、次のように語りました。
報道の大部分は読んでないから、どんなことが言われているかは知らない。みんなはいろんなことを言ってるね。俺はすべてを否定しようとするタイプの人間じゃない。
ショーの最初に事件が起きた。みんなで団結したよ。みんなで集まって状況を理解し、ショーを実行するために準備した。そして、俺たちはショーをやり遂げたんだ。
この時点で、真の焦点になったのはここだよ。大規模なショーがはじまろうとしているところで、それを見たがっている熱狂的なファンがいる。だから、俺たちが立ち上がって実行することこそが重要で、実際にやり遂げたことが大事なんだ。俺はAll Inに参加できたことを誇りに思っているよ。
俺はそういう環境に慣れている。俺にしてみればあまり激しい出来事ではないとしても、他の人から見れば非常に激しい出来事だったのかもしれない。でも、俺にはまったく影響のないことだったよ。まさにショーが始まろうとしていたところだったから、ショーを再び起動に乗せ、出発することに集中していた。
(Wrestling Observer)