現地10月10日、WWE・NXTとAEW・Dynamiteが裏番組として放送され、ジョン・シナやアンダーテイカーを登場させたNXTが視聴率でDynamiteを圧倒しました。
放送の前後、AEWのトニー・カーン社長はX(旧Twitter)でWWEを挑発する発言を繰り返し、ファンから批判されています。
視聴率をめぐる争いに敗れたから怒っているんだろう…という見解が一般的ですが、トニーからしてみれば、事態は単純なものではありません。今日、彼はWWEへの感情が「個人的なものになった」背景を明かしました。
まず、この発言の前提となるのは、2022年7月にビンス・マクマホンが「一時的に」WWEから引退し、HHHがクリエイティブの責任者に就任したことです。
この後、WWEはかつてHHH率いるNXTで活躍していたAEW所属レスラーたちに対し、「AEWから退団するように働きかけていた」…つまり、タンパリングしていたと報じられています。2022年末に退団したウィリアム・リーガル卿が退団を申し入れたのはこの時期で、マラカイ・ブラックも退団を希望したものの、トニーの意向で実現しなかったようです。
今週末で、Mayo Clinicが脳卒中を起こした母の命を救ってくれてから1年になる。その困難な時期に、多くのAEW所属レスラーたちから「WWEがAEWとの契約を破棄するように働きかけてくる」と報告があった。
俺は、病床の母の側でその連絡を受けたんだ。絶対に忘れない。それが、ビジネスが個人的なものになった瞬間だ。これは新しいことじゃない。去年、母が退院した後にも言ったことだよ。今日それが関連しているのは、ちょうど1年前の今日に彼女が手術のために入院したからなんだ。
驚くべきことじゃないが、何を言っても、何についてであっても、毎日俺にスパムを送ってくる同じWWEのアバターアカウントがいる。そして、今、そいつらは母が死にかけた経験から回復していることに怒りを向けているんだ。俺は心の底からそいつらのことが嫌いだよ。
個人的につらい時間を過ごしている時にビジネスを脅かすような行為に及んだ相手がいるなら、敵意を持つのは仕方ないことです。それをSNSでぶちまけるのはまた別の話ですが…。