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【WWE】カート・アングルが引退後のミドルエイジクライシスを語る。「望み通りの引退にはならなかったからね」

インタビュー

2019年のレッスルマニア35でバロン・コービンとの引退試合を戦ったカート・アングル。

引退後の彼はWWEでプロデューサーとして働いていましたが、2020年に解雇。これで団体との縁が切れたわけではなく、その後はたまにWWEの番組に出演しています。

彼にとって、2019年の引退は満足の行くものではありませんでした。引退試合の相手はジョン・シナになる…という報道もありましたが実現せず、試合内容も納得できたものではなかったようです。

自信のPodcast番組の中で、彼は満足できる形で引退できなかったことにより、引退から約1年間もミドルエイジクライシスに苦しんだことを明かしました。ミドルエイジクライシスは中年期特有の心理的危機を指す言葉で、加齢による身体面の衰えや職場環境の変化によるうつ病や不安障害が当てはまります。

ああ、引退してから約1年間、ミドルエイジクライシスと呼ばれるものを経験したよ。望むような方法で引退することはできなかった。引退した時のコンディションは悪かったよ。以前のようにスピーディに動けなかった。

引退した理由は、自分が以前の半分以下のことしかできないレスラーになったことに気付き、ファンに「壊れた老齢のレスラー」だと思われたくなかったから。だから引退したんだ。

望むような方法で引退することができなかったことは、俺にとって本当に難しいことだった。そのせいで、約1年間、ちょっとした危機を経験した。最終的にはそれを乗り越えたけど、時間がかかったね。

こう思うようにしたんだ。「俺はたくさんのことを成し遂げた。自分を誇りに思うべきだ」と。

ミドルエイジクライシスを起こす原因になるものは、中年になれば誰もが体験することです。そこでどう踏みとどまれるか、アングルのようにポジティブに考えることができるかで、危機とうまく付き合っていけるかどうかが変わります。

(Wrestlingnews.co)

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