ハードコア・レジェンドとして世界中からリスペクトされているミック・フォーリー。
彼の最後の試合は2012年のRoyal Rumble。現在58歳の彼は、もう10年以上も試合に出場していません。若い頃からハードな試合をたくさんこなし、身体へのダメージも大きい彼が再びリングへ上がることを予想しているファンは少ないかもしれませんが…。
最近、彼は「60歳になるまでにもう一度デスマッチの試合に出場したい」と表明しました。最新のインタビューで、彼はその理由や「なぜまたデスマッチをしたいのか」と思ったのかを明かしました。
本当に苦しんでいたある日、俺にとって最高のモチベーションだったものが、もう一度試合をすることだと気づいたんだ。
もう一試合、あともう一試合、さらにもう一試合……。そういう目標に向けて、いつも体調を整えてきた。時が流れ、俺の現役レスラーとしての日々は終わった。1999年以来、例外もあったけど、300ポンド（約136kg）以上の体重を維持してきた。3回だけ300ポンド以下になった時期があったかな。体重がかなり増えていくのを日々を過ごす中で、現役だった頃と同じようなモチベーションが必要だと思ったんだ。そして、その過程でライフスタイルの変化、食事の違い、運動を楽しむことができる。
俺の年齢と体重で、3年間まったく運動しない理由はない。それは恥ずかしいことだ。空港で「車椅子が必要ですか？」と尋ねられるのは恥ずかしいよ。飛行機の座席より大きな身体を持つ男性だなんて、恥ずかしいことだ。
デスマッチに参加することで、はるかに良い人生を送ることができるというのは、何とも逆説的な話だよね。試合が行われるその日、その夜は厳しいものになるだろう。大変だろうけど、その試合に向けて学ぶ教訓は、俺の残りの人生を通じて忘れないつもりでいる。それは、いつか孫と一緒に遊ぶことができる祖父か、または孫が遊んでいる様子を脇から見ている祖父になるかの違いだ。孫と一緒に遊べない男になりたくない。針金と画鋲が入り乱れるワイルドな試合をすることで……俺たちは釘のベッドで戦うことになるだろう。お父さんの人生の道具ってことだな
（試合から得たいと思っていることについて）カタルシスだ。私はただカタルシスを求めている。日本では、ファンが何かを見た後、不思議なほど平和に帰ると言われている。うまくやれば、それは抽象芸術の作品になることができる。「人間が互いに非人間的な状況に追いやっているな」と思う人もいるだろうけど、「2人の人間が一緒になって超現実的な芸術を創造しているな」と思ってくれる人もいると思うんだ。
試合が終わったとき、ファンの間に平和が訪れ、自分自身の内面の平和を感じることを期待している。たとえその夜や数晩、傷がベッドのシーツにくっつくとしてもね。試合やその後のことは大変だと思うけど、より長く、より良い人生につながる習慣を身につけると信じているよ。
健康のためにデスマッチに挑む男…。試合が本当に実現するかどうか、対戦相手が誰になるかは不明。どのリングで行われるとしても、彼にふさわしいシチュエーションや対戦相手が必要です。
（eWrestlingNews）
あわせて読みたい
