スティングの引退試合でリング上のラダーから場外のガラスへダイブし、大流血したダービー・アリン。
このスポットにより12針を縫う怪我を負ったダービーは、彼自身がこのスポットの実行を強く望んだことで実現にこぎつけました。入念な安全対策や、ダービーが試合へ復帰できなくなることも考慮したプランBを用意するなど、その危険性は誰もが理解していました。
DARBY ALLIN THROUGH THE GLASS
OMG 😱
(via @AEW) pic.twitter.com/0hxuxwrtGo
— B/R Wrestling (@BRWrestling) March 4, 2024
ECWレジェンドで、ハードな試合を何度もこなしてきたディーボン・ダッドリーは、Busted Open Radioに出演した際にダービーのガラスダイブについて否定的に語りました。
俺にはかなり危険に見えたな。ダッドリー・ボーイズ、ハーディーズ、エッジ&クリスチャンの6人が、ああいうタイプの技をやったことがあったかどうか…。あれは不必要なリスクのあるスポットだったと思う。
TNA時代、クリスチャンをガラステーブルに突き刺した時は、それに至るまでの過程にやりたいことがあったんだ。あれだけを取り出して考えると、ちょっと躊躇したのを覚えているよ。クリスチャンが可能な限り安全になるようにしたいと思っていた。本物のガラスじゃなくてスタント用の飴ガラスだったとしても、肌がひどく切れてしまうから。
あれをやった彼らに神の祝福を。あのリングで何をするかは彼らの問題だ。それは理解できるよ。俺たちだって、ECWでやっていたクレイジーなことを上の世代が理解していたとは思っていない。
でも、今日のプロレス界で俺たちが見るリスクをECW時代の俺達が冒したかどうか…。多分したかもしれないし、いや、やらなかったかな…。わからない。でも、やっぱり俺たちはしなかったと思うよ。俺たちは賢かったし、リスクを冒した結果がどうなるかを理解していたはずだ。
(Fightful)