RAW最新回では、CMパンク&セス・ロリンズ&ドリュー・マッキンタイアによるアドリブのセグメントが放送されました。
レッスルマニア40で対戦するセスとマッキンタイア。もともとセスと対戦することが期待されていたものの上腕三頭筋を負傷して欠場を余儀なくされたパンクは、このセグメント中に2人の試合で特別解説者になることが明かされました。
報道によれば、彼らはセグメントの「大まかな流れ」のみを把握した状態で本番に挑み、それぞれが思い思いにアドリブで対応したとされています。
WWEでは、選手たちが語る内容が台本に書かれているのが基本。ポール・ヘイマンは、その理由として「WWEは複数のビジネスパートナーとの大型契約を抱えており、株主の投資利益の権利を危険に晒すことがないようにするために、番組内の「発言」を正確に把握する権利を持っている」と語っています。
マッキンタイアは、出演したラジオ番組でこのセグメントの裏側や生放送のテレビ番組における「アドリブと台本」への考えなどを語りました。
昔(ビンス・マクマホンが番組制作の最前線にいた頃)は、番組の直前で台本や計画が変更されることがあった。でも、今は、大まかなアイデアがあり、それが変更されることもあればされないこともある。
俺のやり方は、ショーの日まで「自分は何をやるのか」を気にしないこと。月曜日に放送されるRAWでは、月曜日が来るまで「何が起きるんだ?」と聞かない。聞いたところで、当日に変更されるかもしれないからね。いくつかの変更点があったとしても、それはショーの時間までに協力してやっていくことだ。
今週のRAWで放送された俺たちのインタビューを見れば、緊張感を感じ取ってもらえると思う。基本的に、もしあれが不快に感じられたなら、それは「大まかな流れ」があったからでかもしれない。お互いのことを嫌い合っていて、個人的な感情が出ちゃっていたのかもね。
仕事のできる男たち3人がみんなの前に出ていって、「台本に書かれていない言葉」でお互いを攻撃した。生の観客に届けるためにすべてを台本に書き留めるなんて、愚かだからね。
(Wrestling Observer)