アメリカの大手団体であるWWEで活躍するという夢を追うために、アメリカ国外のレスラーたちは大きなリスクを負うことになります。
スコットランド出身のドリュー・マッキンタイアは、WWEとの契約を勝ち取るために母国から去ることを余儀なくされました。中邑真輔など日本人選手たちも同じように大きな決断を下し、夢を追うことを選んだのです。
最新のインタビューで、マッキンタイアはWWE入団時を振り返り、「アメリへ引っ越す」という大きな決断を下すという困難について語りました。
俺がこれまでにしなければならなかったことの中でも、最も難しいことだったよ。
WWEに入ることは子供の頃からの夢だった。正直、「アメリカに引っ越す必要があるんだな」とはまったく思っていなかった。全力で努力を重ね、自分を信じ…スコットランドからWWEの契約を勝ち取った初めてのレスラーになることを夢見ていた。
そして、それがついに実現し、契約書を手にしたとき……「ちょっと待てよ、アメリカに引っ越さなければならないんだ」という現実と向き合う必要が出てきた。俺は家族とすごく仲良しなんだ。母とも仲が良い。家族から離れるのはとても辛かったけど、とても励ましてくれて、夢を追い続けられるように後押ししてくれたんだ。
これまでは、年に1回くらいしか帰ることができなかったんだ。でも、ここ数年で、俺は成長した。母国のことを考えるようになり、もう一緒にいない人たちのことを考えるようになった。母や父が年を取り、兄に子どもができ、その成長ぶりを見るようになったんだ。
俺は、自分の夢のために働きたいと思った。夢は諦めたくない。でも、それと同時に、もっと家にいたい、と思うようになったよ。バランスを取るように努力しなければならない。それが、俺の今の人生だから。
ありがたいことに、ニック・カーンCEOとHHH、そしてWWEのおかげで、家族や妻と快適に過ごせるようになった。団体にも家族にも、同時に尽くせるようになったんだよ。
(WrestlingNews.co)