AEWとAAAは友好関係を築いてきた団体ですが、2022年末に大きな事件が起きました。
それは、元AAAタッグ王座チャンピオンチームだったFTR(ダックス・ハーウッド&キャッシュ・ウィーラー)がAAAのショーでドラゴン・リー&ドラリスティコ組を相手にタイトルの防衛に失敗した後、リーたちが即座にタイトルを返上、さらにその直後にリーがWWEへ移籍した……という出来事がきっかけです。AEWのトニー・カーン社長は、この件でAAAに強い不信感を抱くようになったといいます。
AAAのクリエイティブ・チームで働いているコナンは、Youtubeチャンネルに投稿した動画の中でこの出来事について語り、トニーがWWEについてどう言っていたか、そしてトニーがAEWロースターたちに対して「2023年のWWE・Royal Rumble観戦禁止令を出したこと」を語りました。この時のRoyal Rumbleでは、元AEWコーディ・ローデスが優勝しています。
FTRが我々と仕事をしていた時、俺はタッグチーム王座をドラゴン・リーと彼の兄弟ドラリスティコに与えた。そしてFTRがタイトルを失った翌日、ドラゴン・リーはWWEと契約したんだ。
すると、トニー(・カーン)は狂ったように怒り出して、俺は彼のところまで飛んでいかなければならなかった。彼は、「おいおい、なんでこんなことをするんだ?信じられない。君は僕の背中を刺したんだ。事前に言ってくれるべきだった」と言っていたよ。
そこで俺はこう言った。「君が言いたいのはこういうことか?俺にWWEと二度と仕事をしてほしくない…とでも?」と聞いた。すると彼は、「いや、そんなこと言ってない。そんなこと言ってないと証言してくれる証人が2人いる」だとさ。
でもな兄弟、彼はその日、「もし誰かがRoyal Rumbleを見ているのを知ったら承知しない」という勅令を出したんだ。結局、コーディ・ローデスが優勝したんだけどね。
コナンの発言がどこまで正しいかはわかりませんが…。トニーはWWEに対して個人的な恨みもあり、かなり強烈な言動を取っています。
(PWMANIA)