大半のプロレスファンは、「自分はこの団体が好き。あの団体が嫌い」というように、プロレス団体によって好みが分かれるものです。
SNS上では、WWEとAEWのファンがお互いを批判し合うことが珍しくなく、プロレス界における定番の火種になっています。実際に団体で働くレスラーたちはこうした「部族主義」的なケンカをよく思っておらず、批判することも多いのが現実です。
【AEW】アダム・コープランド(エッジ)がプロレス界の部族主義を語る。「俺たちのファンの中にも、『これしか認めない』という凝り固まった人がいる」
プロレス界では、レスラーやファンが「部族主義」的に争う様子が日常的に見られます。 どこかの団体だけが至高の存在で、その他は認めない…。この団体が好きだから、他は…。部族主義的な争い...
【AEW】エディ・キングストン「Twitterは健康に悪い。部族主義的なファン同士のやり取りも酷い」
AEWの人気レスラー、エディ・キングストンは、現在Xを(旧Twitter)のアカウントを保持していません。 その理由は、AEWの同僚レスラーである里歩に対し、とあるファンが酷い内容...
コーディ・ローデス「俺はWWEとAEWのファンの間にある『部族主義』に加担してしまった」
プロレス団体のファン同士がいがみ合ったり、敵対心を持つことは珍しくありません。日本でもアメリカでも同じです。 WWEとAEWの一部のファンは、「俺が応援している団体のほうが向こうよ...
2022年末までWWEのトップスターとして活躍し、現在はAEWに所属するメルセデス・モネ(サーシャ・バンクス)も、ファンの部族主義的なケンカに批判的なレスラーの1人。最新のインタビューの中で、彼女は「インターネット上のことではなく、現実世界のプロレスを楽しんでほしい」と思っていることを率直な言葉で語りました。
団体間での競争はあるべきじゃないと思う。レスラー同士の競争があるべきなんだよ。誰がショーのメインイベンターになりたいのか、一番お金を稼ぎたいのか…。私はAEWの全レスラーたちと争っていて、私こそがAEWの顔だと知らしめている。でも、他の団体とは争ってないよ。
多くのことがインターネットから派生している。誰もがスマホに夢中になっていて、ネット上で自慢をしたり文句を言ったりして……現実世界を生きていないだよね。現実世界のプロレスのショーに行き、他のプロレスファンと一緒に楽しむ。そうすれば、あらゆるプロレスが楽しいんだということがわかると思うんだ。
みんな、ネット上で意地悪をするために、いろんな話題をほじくったりするのが好きだよね。でも、彼らだって、プロレスのショーを見に来れば、まったく違った感覚になるんだから。
【AEW】トニー・カーン社長がSNSでのWWEへの対抗心を語る。「アグレッシブになることが健全な競争につながるんだ」
SNS社会において、プロレス界はSNSをいかに活用していくかが重要になっています。 宣伝やストーリーテリングに活用するだけでなく、プロレスの歴史を紹介するアカウントのおかげで知識が...
(Wrestling Observer)
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