かつてのWWEでは、アンダーテイカーがロッカールームのボスとして君臨し、選手たちを仕切っていました。
その存在感は絶大で、誰もが彼を畏れ、リスペクトしていました。現在のWWEには、彼のようにリーダーシップを発揮する存在がいるのでしょうか?
先日WWEとの再契約に合意したベテラン選手のドリュー・マッキンタイアは、最新のインタビューで「自分がロッカールームのリーダーだと思うか?」と質問され、現在のWWEで強いリーダーシップを発揮しているある選手について語りました。
今は、誰か特定の1人というよりも、何人かがリーダーシップを発揮していると思う。長い間一緒にいれば、「あの人がリーダーなんだな」と分かるものだよ。昔はアンダーテイカーがロッカールームにいたけど、彼の場合は言葉はいらなかった。そこにいるだけで、立ち振る舞いだけで「彼だな」と思ったよ。
フルタイマーとして活躍していた頃のローマン・レインズも、アンダーテイカーのようなオーラを持っていた。とてもクールだったし、状況をよくコントロールしていた。長い間トップレベルで働いてきた存在として、ロッカールームのリーダー的存在だったよ。今は、俺たちのうちの何人かがリーダーと呼べる存在になってる。
また、彼は自身のリーダーシップについても語っています。
俺は物静かなリーダーだと思ってるんだ。自分の意見を押し付けたりはしない。本当にひどいことをやっている人がいて、ショーに悪影響を与えているな…と思えば、言うべきことを言うよ。でも、俺の役割というのは、俺の意見を求めに来た人にアドバイスする…というものなんだ。
WWEには、この団体の育成システムの中で育った人もいれば、クビになって自分を見つけなければならなかった人、インディーシーンの一部だった人、SNSで話題になった人、古いやり方とか、新しいやり方の一部である人もいる。アドバイスできることはあるけど、最終的には自分に合ったものを受け入れるわけだから、俺のアドバイスを受け入れるも受け入れないも自由だ。
俺は、1日中、誰からでもアドバイスを求められているよ。俺が学んだことは、「自分に合うものを取り入れて、合わないものは捨てる」ということだ。
(Inside The Ropes)