53歳になった今もAEWの大物レスラーとして活躍中のクリス・ジェリコ。
大ベテランの領域に入ったこともあり、彼には常に「引退」の文字がちらついています。当サイトでも、彼の引退に対する考えを何度も紹介してきました。
2025年、WWEのビッグスターとして活躍してきたジョン・シナがついに引退し、年間を通して引退ツアーに挑みます。近年は俳優としての活動に力を入れ、WWEに専念することがなかった彼ですが、2025年は可能な限りWWEに注力するようです。
最新のインタビューで、ジェリコは「シナの引退」や「ブライアン・ダニエルソンのフルタイマー終了」など、キャリアの終幕を迎える仲間たちの動向が自身の考えに影響を与えるかどうかを質問され、次のように語りました。
俺の考えは全然変わらないよ。ブライアンは9年間も休養していたわけで、働けない時期が長かった。ジョンも、それと同じくらいの間、定期的に試合をできていたわけじゃなかったよね。
怪我から復帰した後のブライアンはすごかったな。世界最高で歴代最高のレスラーの一人だよ。もし彼が一歩引きたいなら、そうするだろう。ジョンも同じさ。歴代最高のレスラーの一人だよ。ハリウッドに行って大成功を収めて、自分のキャリアに終止符を打ちたいんだろう。
俺には、そういうことをする意味が分からないんだ。数年前、ハードロックバンドのスコーピオンズが大規模な引退ツアーをやったけど、楽しすぎて再結成しただろ?。ジューダス・プリーストも同じ。ザ・フーは1983年に解散したけど、まだまだ現役のロックバンドじゃないか。なんで引退とかタイムラインに縛られる必要があるんだ?俺は、まだハイレベルでやれてることが嬉しいだけだよ。
引退の時が来たとしても、俺は引退ツアーをやりたくない。大々的な引退試合もいらないよ。ただ辞めるだけさ。その時が来たら気持ちが変わるかもしれないけど、俺には他にもやることがある。俺のバンドFozzyではライブの要素も味わえるし、Podcastやジェリコ・クルーズ、俳優としての仕事もある。他にもやることはたくさんあるし、それらを優先するためにプロレスラーとしての活動から離れたこともある。どうなるかは分からないよ。
スティングの引退はプロレスの歴史に残る最高の瞬間の一つだった。シナが引退ツアーをやるのは素晴らしいし、ファンも彼を見ることができる。ジョンはそういう面でとても意志が強いんだ。彼が終わりだと言えば本当に終わりで、二度と戻ってこないだろう。
ブライアンはすでに「引退しない」と言ってる。フルタイムのレスラーとしては見られないかもしれないけど、長い間リングで見ることはできるだろう。みんな違うんだ。俺は今を生きて、毎週仕事に行って、クールなことをするのを楽しんでる。そう感じている限り、続けていくつもりさ。
(Fightful)