規格外の巨人としてWWEで強い存在感を示していたオモス。
AJスタイルズとのタッグで活躍していた時期もある彼ですが、近年はあまりチャンスを与えられていません。最後の試合出場は2024年4月5日のSmackDownで行われたアンドレ・ザ・ジャイアント メモリアル・バトルロイヤルで、それ以降はライブイベントでも出番がありません。
選手としての実力に疑問符がつくことも多い彼ですが、将来性の高さは業界関係者たちから一目置かれています。ロード・ドッグは「アンドレ・ザ・ジャイアントやビッグ・ショーよりも可能性がある」と称賛していました。
そんな彼の不遇ぶりは、黒人選手の先輩たちの目にどう映っているのでしょうか。2024年8月にWWEから退団してAEWと契約したボビー・ラシュリーとMVPは、それぞれ別のインタビューでオモスについて語っています。
ラシュリー:彼はテレビに出るべきだよ。何が起こっているのか、俺には何もわからない。状況が変わってしまって、彼にチャンスが与えられなくなってしまったように見える。
俺がこうやって発言することで、彼にチャンスが巡ってくることを願っているよ。多くの選手達がチャンスを得られず、彼と別々の道を歩むことになった。今何が起きているのか、正直言ってわからない。本当に優秀な選手たちがたくさん去っていったからね。
MVP:ビンス・マクマホンは、オモスの可能性を高く評価していたんだ。身長221センチのナイジェリアン・モンスター。
彼らはオモスをテストしていた。どの試合でも、多くの人たちが彼の失敗を期待していたんだ。でも、サウジアラビアでのブラウン・ストローマンとの試合は素晴らしい内容だったし、レッスルマニアでのブロック・レスナーとの試合も素晴らしかったじゃないか。プエルトリコでのセス・ロリンズ戦もね。
みんな彼が失敗するのを待っていたけど、失敗することはなかった。むしろ、どんどん良くなっていったんだ。自然の脅威のような存在として、長く輝かしいキャリアを歩んでほしいよ。
(Fightful)