常に進化を続けるプロレス界。アメリカでは、多くの団体がビジネス面で成功を収めています。
2024年、WWEはNetflixとRAWの新たな放映権契約を締結。最長10年50億ドルの超大型契約で、NetflixではRAW以外のWWEコンテンツも制作される見込みです。また、AEWはワーナー・ブラザース・ディスカバリーとの3年+オプション1年の新たな放映権契約を実現しました。契約の価値は1年あたり1億5000万ドル程度とされています。
WWEとのコラボレーションで勢いに乗るTNAは今まで以上にPPVのチケットを売っています。インディ団体も独自の盛り上がりを見せ、カナダでは元TNA社長スコット・ダモールの新団体MLPが始動し、旗揚げ興行は大評判です。
TNA創始者で、現在はAEWに所属するジェフ・ジャレットは、自身のPodcast番組で現在のプロレス界が可能性に満ちていることを称賛しました。
間違いなく、今の時代には多くのチャンスがある。プロレス界には今、かつてないほどの可能性があると信じているよ。
これは大きな意味を持つ発言だけど、興行の主催にしても、運営にしても、アクションフィギュアにしても、ビデオゲームにしても、ストリーミングの機会にしても、進化し続けるソーシャルメディア戦略にしても、どれを見ても素晴らしい。CMLL、AAA、新日本プロレス、日本の新興団体、イギリス。インドは多くの意味で最後のフロンティアと言えるだろう。可能性は無限大だ。
2002年にTNAを立ち上げた時もチャンスはあったけど、全く違う道のりだった。2013年にTNAを辞めた時もチャンスはあったけど、ビジネスのあり方は今と違った。
11年後の今、エンターテインメントの様相は大きく変わったよ。音楽ビジネスも変わり、Amazon PrimeやApple、Netflix、地上波テレビなど、全てが変化している。プロレス界には、今ほど機会に恵まれた時代はない。本当に興奮するよ。
(Fightful)