白血病との戦い、俳優への転身…。WWEの顔として大活躍するローマン・レインズは、いつ引退してもおかしくない状態にあります。
2020年に新型コロナウイルスのパンデミックが起きた時、白血病のキャリアである彼は感染すると症状が重篤化する可能性があるとしてレッスルマニア36を欠場し、しばらく休養していました。また、彼には何度か俳優転身の噂が流れたことがあり、WWEもそれをサポートする方針だとされています。
さらに、近年は出場試合数が減ったとはいえ、長年に渡る激闘によって身体に大きなダメージが蓄積されています。様々な要因が組み合わさった結果、「引退」の2文字を決断する日が同世代の選手たちよりも早くなる可能性は十分に考えられます。
最新のインタビューで、彼は引退への考えを語りました。
その日の気分と体調次第で、頭をよぎることもあるよ。体がボロボロに感じることもあるし、ヨーロッパのどこかでシェイマスに椅子で殴られた記憶が鮮明によみがえることもある。
世界中の多くの選手たちと何年も戦ってきた。どんなケアをしても、朝起きると体が痛くて動けないこともある。そんな日は「もういいんじゃないか」と考えることもあるんだ。
でも、まだやれることがたくさん残っている。パフォーマンスを通じて、自分自身のことだけでなく、観客の操り方や、より良いパフォーマンスの仕方など、学ぶことがまだまだある。語るべきストーリーもたくさんあるし、新しい家族のメンバーも加わってきている。
アスリートがよく言うように、練習できる限り、プレイできると思ってえる。体を鍛えてリングで受け身を取れる限り、続けられる。
受け身を取らなくていい方法さえ見つかれば、スタントマンを使って映画俳優として活動するのもいいかもしれないね。でも、会場の中心にいて、観客の生の反応を感じるのは特別な体験なんだ。映画の撮影も素晴らしいけど、観客を手のひらで転がすような感覚は他では味わえない。それはWWEならではのものだ。
(WrestlingNews.co)