RAW最新回で行われたNew Dayの分裂&ヒールターンセグメントは、プロレス界に大きな衝撃を与えることになりました。
エグゼビア・ウッズ、コフィ・キングストン、そしてビッグEの3人は誰からも愛されるユニットを作り上げ、その人気ぶりはWWEでもトップクラスでした。しかし、ウッズとコフィは首を負傷して長期欠場中のビッグEを「俺たちのそばにいることもできたのに、デスクワークと彼女を優先した」と批難。冷たく突き放してヒールターンしました。
衝撃のヒールターンについて、元WWEのベテランレスラー、マット・ハーディーが自身のPodcast番組で大絶賛しました。
素晴らしいセグメントだったよ。感情がとても強く、パワフルで、誰の心にも響くものだったよ。
直前に公開されたビデオパッケージも見返したけど、New Dayが10年間どれだけ大きな存在だったか、どれだけ重要で、どれだけ影響力のある存在だったかを思い出させる、素晴らしい内容だったね。
タッグチーム王者を何度も獲った上に、コフィとビッグEは世界王者になり、エグゼビアはKing of the Ringになった。個人としても素晴らしい実績を残してきた。このパッケージを見て、なぜ彼らをこんなに好きなのか思い出したよ。最初は大きな成功は望めないギミックだと思われてたのに、それを乗り越えて、ここまでやってきた。
セグメントでは、コフィとエグゼビアの間で既に起こっていた対立が見られ、そこにビッグEが戻ってきた。特にコフィが…コフィはジェフ・ハーディーやリッキー・スティムボートみたいな、永遠に愛されるベビーフェイスだからね。そこが好きなんだ。素晴らしい奴で、本当に好きだし、一緒にいれなくて寂しいくらいだよ。
そんな彼が、嫌な奴になることへの恐れを捨てて、この状況で本当に意地悪になった。首の骨を折ったビッグEへの同情がある中で、「ストーンコールド・スティーブ・オースチンみたいな選手は首を骨折しても復帰してる。俺たちを手伝えたはずなのに戻ってこなかった」って。ビッグEへの同情が集まる中でのセグメントは本当に重要で、大きなインパクトがあった。多くの人が話題にして、感情移入してる。
プロレスというエンターテインメントビジネスで、こういうものがどれだけ重要かを思い出させてくれたよ。こういうセグメントは、5つ星や6つ星、7つ星の試合よりも重要で影響力がある。結局、プロレスは試合だけじゃない。
試合が素晴らしいのは確かにいいことだけど、大事なのは人々がキャラクターとストーリーに感情移入することだ。New Dayの件も、これを正しく展開できれば大きな話題になるはずだ。
おそらく、ビッグEに復帰の目処があったんだろう。だからこそ、こういう展開になったんだ。
(Wrestling Observer)