過去最高の利益を記録するWWE。団体内部は潤っているはずですが…。
その一方で、社員の給与や待遇はそれほど改善されていないようで、複数の社員が不満を覚えているようです。
Wrestlenomicsによれば、エンデバーによるWWE買収からUFCとの合併、そして新会社TKO体制がスタートした後、社員たちは福利厚生の削減や最低限の昇給、業務負担の増加に直面しているそうです。
特に影響を受けているのは以下の点です。
- 社員向けの株式購入プランの廃止
- 以前はWWEの株式を15%割引で購入できたが、この制度が廃止されました。
- ライブイベントの無料チケットの廃止
- WWE社員に長年提供されてきた無料チケットの支給がなくなりました。
- 最低限の昇給
- 今年の生活費調整による昇給率はわずか3%にとどまりました。生活費が増え続ける状況で、この数字は不満の対象になっています。
また、高い評価を受けた社員であっても、経営陣の予算制限を理由に昇給は最小限に抑えられたそうです。
- 今年の生活費調整による昇給率はわずか3%にとどまりました。生活費が増え続ける状況で、この数字は不満の対象になっています。
- 業務量の増加
- UFC関連の業務に加え、親会社エンデバーの事業拡大に伴い、新たな業務が追加されました。
WWEのビジネスが絶好調なのは間違いありませんし、社員たちにも還元されて然るべきです。Wrestlenomicsによる報道が事実なら、状況は改善されてほしいですね。
Wrestlenomicsはこの件についてWWEにコメントを求めましたが、回答を得られていないそうです。
(Wrestling Observer)
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