昨日、RトゥルースとカリートがWWEからの退団を報告しました。WWEユニバースの間では、「なぜ2人の契約は更新されず、満了と共に退団するのか?」を推測する声が飛び交っていましたが…。
ベテランながら、彼らにしかできない形で活躍してきた2人。特にRトゥルースは長いWWEでのキャリアを持ち、コミカルな場面への適応力の高さやバックステージで愛されるキャラクターが各方面から支持されており、退団にショックを受ける人は少なくありませんでした。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、2人が契約満了した時点で関係を断つことを決めたのはHHHだったそうです。WWEは「数字重視」の視点からコスト削減を試みており、削減対象として2人が選ばれた…とのこと。
多くの将来有望な若手がNXTで鍛えられ、メインロースターへの昇格を狙っています。また、WWE移籍濃厚なAEWマライア・メイやJCマテオ(ジェフ・コブ)のような移籍組もおり、どうしても「誰かの椅子を空ける」必要があります。
メルツァーは、「ロースターの底辺にいる選手には、今回のように退団に至るリスクがある」と指摘しています。
また、メルツァーはRトゥルースの対談は「ある程度予測できた」と指摘。グッズの売れ行きが非常に好調であること、ジョン・シナとの抗争が注目を集めたこと…といったポジティブな一面がある一方で、全体的な出番は減少していました。
しかし、カリートはJudgement Dayのメンバーとして現在進行形で出番を得ており、「報酬は不可解だ」と指摘されています。
また、メルツァーは「WWEから誰かが退団するときの定番の流れ」として番組で離脱アングルが行われることが多いにも関わらず、カリートにはそうした場が設けられなかったことも指摘。「異例の対応だ」と述べています。
2人の退団はプロレス界に大きな衝撃を与えました。他団体で活躍の場を求めることになりそうですが、需要があるのは間違いありません。どこかの団体でのびのびと活躍する姿を見たいですね。
(Wrestling Observer, Inside The Ropes)
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