ジョン・シナのヒールターンなど大きな盛り上がりを見せるWWEと、PPV・Revolutionで多くの名勝負が生まれたAEW。何かと比較されがちなアメリカの大手団体です。
リングの上で戦うレスラーたちはお互いのことを「プロレス界において大きなメリットだ」と評価し合っている一方で、SNS上のファンたちは部族主義的な煽り合いを繰り広げることも珍しくありません。
それぞれの団体には特徴があります。WWEは、先日開催されたPLE・Elimination Chamberでシナがコーディ・ローデスを相手にヒールターンしたほか、ザ・ロックやラッパーのトラヴィス・スコットらが登場。このセグメントは非常に高く評価されました。その一方で、AEWは「ストーリーがない」などと批判されることがあります。



かつてWCWを率い、AEWに批判的なコメントをすることの多いエリック・ビショフは、自身のPodcast番組でシナのヒールターンに言及。高く評価していることを明かしました。その一方で、「AEWにこれほどの話題性を持つセグメントを作れるか?」という質問に対し、そもそも両団体を比較すること事態が間違いだと主張しました。
AEWを他と比較するのは不健全だ。AEWはAEWのやり方を、WWEはWWEのやり方をやっている。両団体はまったく異なる“ユニバース”で動いているんだよ。同じ世界にいないのに、なぜ比べるんだ? Tボーンステーキとヨーグルトを比べるようなものだよ。
また、番組の共同ホストを務めるコンラッド・トンプソンは「AEWにWWEのようなセグメントを作れない理由は、ジョン・シナ級のスターがいないからでは?」と指摘。ビショフもこれに合意しました。
ジョン・シナと同じことができるレスラーなんて、この世に存在しないよ。
(Inside The Ropes)
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