人気ラッパーのトラヴィス・スコットがWWEのメインストーリーに関与し、色々と騒動を起こしていることについて、ファンからは様々な意見が上がっています。プロレス関係者たちはこの件についてどう考えているのでしょうか?
PLE・Elimination Chamberにザ・ロック(ドウェイン・ジョンソン)と共に登場した彼は、ジョン・シナのヒールターンに立ち会い、3人でヒールとして活動していくことを示唆。最近の報道では、彼はプロレスのトレーニングを積んでおり、ロック様&シナとのヒールユニットに参加するとされています。単なるセレブリティ枠ではなく、ストーリーにしっかり関わっていくことになりそうです。

そんな彼は、コーディ・ローデスに思いっきりビンタして鼓膜損傷・左目の打撲を負わせたことにより、ファンだけでなくWWEのバックステージでも顰蹙を買ってしまいました。
最近WWEに参加したセレブリティといえば、Youtuber出身ですっかり人気ものになったローガン・ポール、そして世界的ミュージシャンながら素晴らしいWWE適応力を示したバッド・バニーらがいますが、彼らと違ってスコットは「愛されている」とは言えません。
しかし、TNA設立者でWWEでも上層部として働いた経験を持つAEWジェフ・ジャレットは、スコットに対する批判を「間違っている」と切り捨てています。自身のPodcast番組で、彼は持論を語りました。
外部の人間がリングに上がることを不満に思うレスラーがいるが、それは間違っている。プロならば、自分の仕事だけでなく相手の仕事も理解し、上手く試合を作るべきだ。
セレブリティが新しい観客を呼び込むなら、それはブランド全体にとってプラスになる。創造性は主観的なものだから、不満を言うことはできるが、彼らがショーに参加すること自体はメリットしかない。
(スコットがコーディに与えたダメージについて)小さな怪我やアザに文句を言うのは馬鹿げている。これがバレエじゃないことは、みんな分かっているはずじゃないか。大げさなフェイクパンチを受けるよりも、多少の“ポテト”(本当に当たる攻撃)を受けたほうがリアルだ。プロレスラーが俳優やセレブに怪我をさせられないようにコントロールするのが仕事だよ。

(eWrestlingNews)
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