AEWのリングでは、激しい競争が繰り広げられています。レスラーたちはショーで活躍するためのチャンスを巡ってしのぎを削り、それが彼ら自身やAEWの成長につながっています。
プロレスにおいて、ヒールという存在は非常に重要なものです。ベビーフェイスの前に立ちはだかってストーリーを加速させ、ファンの感情を動かす。非常に多くのスキルを求められる立場で、トップヒールと呼ばれる実力者たちは世界中からリスペクトされます。


近年のAEWは番組制作やブッキングが批判されることが多いものの、レスラーたちの実力は常に高く評価されています。ECWレジェンドのトミー・ドリーマーは、Busted Open RadioでAEWのヒール陣を高く評価。特に、海千山千のクリスチャン、若き天才ヒールのMJF、そしてマネージャーの立場で掻き回すドン・キャリスの仕事ぶりを絶賛しました。
AEWのヒールを見てみなよ。クリスチャンは「核爆弾レベルのヒート」を持っている。MJFも相当なヒートを集める能力を持っているし、時にはそれが核爆弾レベルに達することもある。
そしてドン・キャリス、彼のヒートは「水素爆弾レベル」だ。なぜなら、ほとんどの人が彼の言動は本物だと思っているからね。
また、ドリーマーはAEW世界タッグ王座を保持するボビー・ラシュリーとシェルトン・ベンジャミンにも言及。2人の実力を認めたうえで、「AEWでトップヒールとしての立場を確立したわけじゃない」と指摘しました。
ラシュリーとベンジャミンは好きな選手だが、現時点ではMJFやキャリスのようなヒートを持っているとは言えない。彼らが完全なヒールとして観客を引き込むには、強いベビーフェイスチームとの本格的なストーリーが必要だね。
2人が所属するヒールユニット、ハート・シンジケートはMJFへアプローチをかけています。彼らの関係がどのようになるか次第で、AEWのヒール模様は大きく変わっていくかも知れません。
(Wrestling Inc)
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