WWEスーパースターは移動の多い過酷な仕事。全米各地の空港に降り立つと、多くのファンが待ち構えており、サインや写真をねだられることが日常です。
多くの選手たちは、マナーの良いファンとの交流を最大限に楽しみたいと考えています。写真撮影を求められれば快く応じる。そう公言している選手は少なくありません。しかし、マナー違反には毅然とした態度で応じる。当然のことです。
人気選手のケビン・オーエンズは、最新のインタビューで「空港で大量のグッズへのサインを求めてくる転売ヤーやコレクター」問題について、率直な意見を語りました。時には50人以上が待ち構えていることもあり、特に女性選手たちにとって大きな負担になっているとか。また、搭乗口まで追いかけてくるケースもあるようで、そうしたマナー違反について苦々しい思いを持っているようです。
中にはチケットを買って、保安検査を通ってゲートで待ってる奴もいるんだ。俺からすれば、そういう奴らは腐ってる。実際にそんなことをやったやつに、「お前みたいな奴はクソだ」って言ってやったよ。
そいつが「ストーン・コールド・スティーブ・オースチンはサインしてくれるよ」って言ってきたから、「それは良かったな」って返した。空港だから何も起こらないと思って、調子に乗ってる。そんな連中だ。街中じゃ絶対に同じことはしないくせにな。そういう人間性なんだよ。
最近は空港に着いたら、最初に「サインはしないけど、写真は喜んで撮るよ」って言うようにしてる。そう言うと、その場にいた20人くらいはすぐに去っていく。だって彼らはファンじゃなくて、転売が目的だから。
試合会場の外で待ってる人たちとは、話したりサインしたりすることもある。それは選手次第だけど、空港だけは絶対に違う。誰だって空港で囲まれるのは嫌だって、保証してもいいよ。
このインタビューが公開された後、彼はX(旧Twitter)でも自身のスタンスを明確にしました。
もし偶然空港などで俺を見かけたら、気軽に声をかけてくれていいし、写真やサインを求めてもらって構わない。対応できる状況なら喜んで応じるよ。
でも、プラスチックケースいっぱいのグッズを抱えて26人と一緒に荷物受け取り所で待ち構えてて、俺が「サインはしないけど写真はいいよ」って言ったらキレるようなやつは……自分でやっとけ。
マナー違反のファンはどこにでもいるもので、対策するのも難しい問題です。彼らに対応するのもプロレスラーの仕事……と言ってしまうには、あまりにも負担の大きな問題だと言えるでしょう。


(SESCOOPS)
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