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【WWE】実現しないNXT Europe構想が「AEWのイギリス進出」により本格化するかも?

ニュース

2018年から2022年にかけて、イギリスを舞台にヨーロッパのプロレスを世界へ発信したWWE・NXT UK。その後続ブランドの始動はいつになるのでしょうか。

2022年にNXT UKが活動を停止した際、WWEはヨーロッパでのNXTブランドを更に拡大する「NXT Europe」を始動する構想を温めていました。しかし、WWEのテレビ番組やPLEがヨーロッパで開催され大成功を収める一方で、NXT Europeに関する話はまったく聞こえてきません。

実際のところ、WWEはNXT Europe構想を今も保持しているのでしょうか?

WWEの動向

Fightfulが取材したヨーロッパのインディ団体プロモーター、およびヨーロッパで開催されたWWEのトライアウトへ参加したレスラーたち曰く、WWEからは「NXT Europeの計画は、まだある」と説明されたものの、それ以上の具体的な話は聞かされなかったそうです。

AEWの影響

一方で、NXT Europe構想が思わぬ形で本格化する可能性を、ヨーロッパのプロモーターたちは感じ取っています。彼らは、「AEWがイギリスへ進出し、第二の拠点となりつつある状況が、WWEの動きを加速させるかもしれない」と考えているといいます。

AEWは、2023年からサッカーの聖地ウェンブリー・スタジアムでAll Inを開催。2025年のAll Inはアメリカのテキサスで開催されますが、その代わりに新日本プロレスとの合同興行Forbidden Doorの2025年大会がイギリスで開催されます。

WWEもイギリスでのショーに何万人もの観客を動員する一方で、All Inの2023年大会は8万枚以上、2024年大会は4万枚以上のチケットが売れており、AEWの人気が高いことを示しています。この状況を、ヨーロッパ進出を本格化しようとするWWEが無視できるのでしょうか?

ヨーロッパのプロレスシーンはNXT Europeについてどう考えているのか?

そして、NXT Europeへ参加する可能性のあるヨーロッパのレスラーたち、そしてインディ団体は、NXT Europe構想に対して複雑な感情を抱いています。

一部の若手選手は、NXTブランドへの参加を「世界的な露出と収入アップの機会」と前向きに捉えています。その一方で、インディ団体からは「コロナ禍以降、ようやく立て直した地元シーンが再び人材流出に見舞われる」と懸念する声も多いとか。

特に、現在勢いのあるフランスのインディーシーンでは「このタイミングでの人材流出は致命的」と警戒感が強く、すでに有力選手をスカウトされる事態に備えて動いているプロモーターもいるといいます。

NXT Europe構想は実現するのか?

現在報じられている情報を踏まえると、WWEはNXT Europe構想の実現に慎重である一方で、本格的に動き出す可能性も十分にある……といった感じ。こうした計画は何の前触れもなく具体化する可能性がありますし、引き続き動向に注目です。

(Fightful, Wrestling Inc)

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