熾烈なライバル関係を演じてきたドリュー・マッキンタイアとCMパンク。2024年に抗争を終えた後も、マッキンタイアには言いたいことが山ほどあるようです。
パンクがプロレス界屈指のパフォーマーであることを否定することは難しいでしょう。彼はレジェンドレスラーのブレット・ハートから大きな影響を受け、スタイルを参考にしてきました。そして、ブレットも可愛い後輩を高評価してきたのです。
しかし、このことにマッキンタイアは納得していません。
技は大事だ、これは前提条件だ。レスラーなら技を正確にできなければリングに立つべきじゃない。技が重要なんて本来言う必要もない。CMパンク? ブレットがなぜあそこまで彼を好むのか分からない。あいつは「完璧な技の使い手」とは真逆だ。技の精度はひどい。
ただ、言葉には信念があり、客もそれを信じる。まあ、それはそれでいいんだろうが、俺としては、ブレットのファンとして育ったレスラーなら技を正しくできて当然だ。技の話をする必要なんてない、やればいいだけだ。
その上で大事なのは感情のつながり。観客とどうつながるかだ。多くの選手が複雑な連携や頭で考えすぎることに囚われているが、大事なのは一瞬の目線のやり取りで、その場にちゃんと存在しているかどうかだよ。
俺は、アンダーテイカーから「レスラーを演じるな、レスラーになれ」と言われた。多くの選手はリングでただレスラーを演じている。観客は綺麗な技を見れば拍手はするし、パフォーマンスとしては楽しむが、本当の意味で感情移入はしない。試合や場面で伝えたい物語や感情、行動をしっかり売り込めて、自分が誰であるかを理解していないとダメだ。キャラクターを完全に体現できず、ただ演じているだけならメインイベントには届かない。
(Fightful)
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