アトランタオリンピックで金メダルを獲得し、鳴り物入りでWWF(WWE)へ入団したアマレスの猛者カート・アングル。プロレス界でもビッグスターになった彼ですが、彼だけの力でそれが実現したわけではありません。
彼には何人ものライバルがおり、素晴らしい抗争を披露することでファンを魅了し、プロレス界でもビッグスターへ成長していきました。彼にとって、最も印象的なライバルはザ・ロック(ドウェイン・ジョンソン)です。
最新のインタビューで、彼はWWEに入団した当初、ロック様がいかに自分を仲間として受け入れてくれたかを明かしました。彼は2000年10月22日のNo Mercyでロック様を破り、自身初の世界王座を獲得。翌年2月のNo Way Outでは、ロック様が王座を奪還しました。両者は2000年から2002年にかけて、合計7回のPPVで対戦しています。
彼の素晴らしいところは、正真正銘のGiverだったこと。みんなにいろんなことを与えてくれる人物だったことだ。
俺はオリンピックの金メダリストだったから、WWEに無名で入ってきたわけじゃない。でも、エゴを持ってあそこに行けば、あっという間にトラブルに巻き込まれることになるんだ。だから俺は決してエゴは持たなかったし、ザ・ロックやストーンコールドのような、これから戦うことになるスターたちを常に自分より上のレベルに置いていた。
でも、ドウェインはいつも俺をそのレベルまで引き上げてくれて、「おい、お前は俺たちの仲間だ。俺たちと同じ場所にいる。他の奴らみたいに下にいるんじゃない」と言ってくれたんだよ。彼はレスリングのやり方において、いつもとても寛大だった。俺が初めて世界王座を獲った時の相手が彼だったんだ。彼はイエスと言う必要はなかったのに、そうしてくれた。だから、本当に感謝しているよ。
ザ・ロックは俺のキャリアに多大な貢献をしてくれたと思うし、彼が映画『The Smashing Machine』でマーク・ケアーを演じてくれることにも感謝している。すべてが巡り巡って元に戻ってきた感じだね。彼が俺の最大の宿敵だったマーク・カーを演じるなんて、本当にクールなことだと思うよ。
映画『The Smashing Machine』で、ロック様はド迫力の試合シーンに挑んでいます。

(Fightful)
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