先日のCollisionの収録参加を土壇場でキャンセルしたニクソン・ニューウェル(元WWEティーガン・ノックス)とパートナーのミランダ・アライズ。
2人の説明によれば、収録会場入り後にAEW関係者から「君たちはタイ・メロ&アナ・ジェイ組と対戦する」と伝えられ、準備をしていた最中に、「試合時間は3分だ」と伝えられたことに憤慨。「これは誰のためにもならない試合だ」とプロデューサーに伝え、試合出場を辞退しました。
2024年にWWEから解雇されたニューウェルは、試合内容をファンから評価される一方でWWE退団後もブッキングに恵まれず、そのことへの愚痴を度々こぼしていました。そんな中でAEWでのチャンスをつかみ、キャリアが好転していくことが期待されていた中での、まさかの収録ボイコット。「この立場で、なぜ大物のような振る舞いをするんだ?」という声がSNSで散見されました。
この一件は、彼女たちのチャンスを確実に奪うことになりました。レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーは、AEWが彼女たちを起用することは二度とないだろう、と報じています。2人が事情を説明するために行ったTwitch配信は「AEWに否定的なものだった」ため、AEWに2人を再びブッキングするメリットがなくなってしまった…のかもしれません。
とはいえ、2人はTwitchで「私たちとAEWの間にわだかまりはない」と繰り返しており、試合出場の辞退もプロデューサーに話を通し許可をもらった上でやったことだと語っています。それ自体がプロフェッショナルではないと言われたらそれまでですが…。
なお、ニューウェルは「今は、プロレスラーとしての最後の2年間の真っ只中だから、ただ楽しみたいだけなんだ」ともコメントしています。

(Inside The Ropes, Wrestling Observer)
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