2025年5月にWWEから解雇されたジジ・ドリン(プリシラ・ケリー)。インディシーンで元気に活躍している彼女の最新の発言が物議を醸しています。
彼女はインタビュー中に「NXTの選手たちを億万長者だと思ってる人がいるけど、そんなことはない。WWEにいるだけで、邸宅に住めたり、ベンツに乗れるなんてことはあり得ないよ。NXTでは、年間3万ドル(約460万円)という契約で働いている人もいるんだから」と発言していました。また、選手たちが腕を磨くWWEパフォーマンス・センターがフロリダは物価が高く、そこで暮らさなければならないことの大変さや、たとえメインロースターとして大金を稼いだとしてもツアー中の宿泊費や食費は自腹であり、みんな大変だ……とも語っていました。
物議を醸しているのは、「NXTには年間3万ドルの契約で働いている人もいる」という発言。アメリカの平均年収は6万ドル(約930万円)以上とされていますから、年俸3万ドルはかなり低く、レスラーとしての活動も日々の生活も大変です。ただし、レスリング・オブザーバーのブライアン・アルバレスは、「絶対にあり得ない」と真っ向から否定しています。NXTロースターの最低年俸は7万5000ドル(約1160万円)であり、3万ドルしかもらっていない選手はいない…とのこと。
WWEスーパースターたちの年俸は頻繁に話題になりますが、NXTの選手たちはこの年俸からリングギアやルックス向上のための努力をする必要があるため大変です。2025年9月に退団したジャズミン・ニックスは、3年間の実績があるにも関わらず新契約交渉で年俸の増額を提示されなかったため退団。また、最近はNXTで活動していたリッジ・ホランドは、TNA遠征中に大怪我を負い、半年以上活動できなくなることが判明した直後にWWEから「契約を更新しない」と告げられ、退団することになりました。
(Wrestling Observer)
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