先日、新日本プロレスは8月22日にアメリカ・ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで”WRESTLE DYNASTY”を開催すると発表しました。
DYNASTYは「王朝」という意味の言葉です。毎年恒例の東京ドーム大会”WRESTLE KINGDOM(王国)”と近い意味の言葉が付けられていることから、新日本がDYNASTYをKINGDOMレベルのアニュアル・イベントにしたいと思っているのではないか、と考察するファンもいるようです。
2019年4月にROHと合同で開催したMSG大会”G1 SUPERCARD”はチケットが販売開始から1日で完売しましたが、当時在籍していたTHE ELITE人気が完売を後押ししたと考えられています。今回の大会にはELITEはいません。そこで注目が集まっているのがジョン・モクスリー(元WWEディーン・アンブローズ)です。
2010年代のWWEを代表するWWEスーパースターの1人であるディーン・アンブローズのアメリカにおける知名度は高く、集客力もあります。彼がDYNASTYに参戦すれば話題になるでしょう。
しかし、彼はAEWとフルタイム契約を結んでいるレスラーです。レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、AEWのレスラーはアメリカ大会に出場することはできません。新日本とAEWが提携を結べば話は別ですが、AEWの副社長を務めるヤング・バックスは早期の提携締結を否定しており、メルツァーも実現するとは考えていないとコメントしています。
ということで、新日本はモクスリーなしでDYNASTYのカードを編成することになりそうです。ちなみに、当然の話ではありますが、この話は新日本への参戦を希望しているクリス・ジェリコにも当てはまります。
(Wrestling Observer)