ザ・ロック(ドウェイン・ジョンソン)がPACへの追悼動画でAEWを称賛したことに、WWE内部の一部が驚いていたと報じられています。ロック様はWWEの親会社TKO取締役を務め、WWE社長のニック・カーンとも長年親しいだけに、競合団体を公に評価した言葉が注目されました。
ロック様はPACの死去を受けてInstagramへ動画を投稿し、AEWを「素晴らしいプロレス団体へ成長している」と評価。トニー・カーン社長を友人と呼び、AEWのロッカールームやPACを知るWWE関係者にも哀悼の意を示しました。プロレス界についても、「団体の違いを越えた結束の強いコミュニティだ」という考えを示しています。
一方で、WWEは徹底的なAEW対策を進めてきた団体でもあります。現地9月26日には、AEWがシカゴでALL OUTを開催した同じ日に、近隣でWorlds Collideを開催。AEWとの直接競合を意図したものだとされており、FightfulはWWEがAll Outのチケット販売へ影響を与える目的もあったと伝えています。少なくとも興行面では、WWEがAEWを強く意識した日程を組んでいることが確認できます。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによると、ロック様の動画についてWWE内部で問題視されたのは追悼動画そのものではなく、AEWを積極的に評価した言葉でした。
ザ・ロックとニック・カーンは幼少期からの友人
ロック様とニックの関係はWWEで築かれたものではありません。2人は1980年代のハワイで幼少期から交流があり、ニックはロック様の祖母が主催していたプロレス興行にも足を運んでいました。現在はニックがWWE社長とTKO取締役を務め、ロック様も2024年1月からTKO取締役に名を連ねています。
ロックの発言が目立ったのは、追悼の場でAEWに触れただけでなく、「プロレス界にとってプラスの存在」として明確に評価したからでしょう。WWEがAEW対策を進める中で、親会社TKOの取締役が公の場でAEWを評価するというのは、WWEにとって驚き以外の何者でもなかったはず。こうした発言をできること自体が、ロック様がいかにプロレスの枠を超えた存在なのかを示している…とも言えそうです。

(情報源: The Rock Instagram / Wrestling Observer / WWE / TKO / Fightful)






