2018年の「Royal Rumble」で行われた男子ロイヤル・ランブル・マッチに勝利し、WWE王座チャンピオンだったAJスタイルズへの挑戦権を獲得した中邑真輔。彼がメインロースターのトップの座に上り詰めることを誰もが望んでいました。しかし、AJとの抗争に敗れたあと、彼はミッドカードの選手となり、浮上の機会を伺い続ける日々が続くことになったのです……。
しかし、2021年は再びチャンスを掴めるかもしれません。ガントレット・マッチでの大活躍を、かつてのコフィ・キングストンの姿に重ねるファンもいます。報道によれば、彼は現時点ではレッスルマニア37でのローマン・レインズ(現WWEユニバーサル王座チャンピオン)の対戦相手とは考えられていないようです。しかし、4年連続で出場することが決まった今年のロイヤル・ランブル・マッチで活躍できれば、何かが起こるかもしれない!
そんな中、キング・オブ・ストロング・スタイルは、Twitterに決意表明の動画を投稿しました。
#RoyalRumble pic.twitter.com/ZlyYZ7YdJA
— Shinsuke Nakamura (@ShinsukeN) January 30, 2021
3年前、俺は頂点に立っていた。日本人初のロイヤル・ランブル・マッチの勝者になった。俺がチャンピオンになるだろう、と誰もが考えていた。でも、違った。俺の時代は来なかった。
この3年間、自分なりにできる限り一生懸命やってきたよ。数々のタイトル、取ってきたよ。US、IC、タッグチーム、それでもまだ足りない。まだ足りない。そして何か忘れてる気がする。自分自身の何かを……。
ワールドタイトルだ。足りないのはこれだよ。俺は自分自身を見失うところだった。しかし……キング・オブ・ストロング・スタイルは帰ってきた。俺は今年のロイヤル・ランブル・マッチ、勝つのは俺だ。ローマン、お前なんか怖くないぞ!
かつての入場曲「The Rising Sun」を取り戻し、勢いに乗るロックスター。この決意表明を、海外ファンはどう受け止めたのでしょうか?
海外の反応
「自分自身を見失うところだった」
「俺は自分自身を見失うところだった」
やばい……。
私もこのセリフにやられた……。
とても素晴らしいプロモだ。WWEが20年以上抱えている問題点の1つは、2つのワールドタイトルがある、ということ。選手たちにとって、頂上に上り詰めることだけじゃなく、タイトルを獲得した時に「それだけの価値がある」と思わせることも難しいんだ。真輔は、自分自身のことだけではなく、ワールドタイトルを獲得するために欠かせない道のりをも効果的に説明してみせた。すごいよ。
彼がWWEにやってきてから、良いことばかりがあったわけじゃない。キング・オブ・ストロング・スタイルが息を吹き返しているのはいいことだ。
真輔、違うよ。あなたが自分自身を見失いそうになったんじゃない、クリエイティブ・チームが君のことを理解しなかったんだ。あなたは今もキング・オブ・ストロング・スタイルだよ!!イヤァオ!!
お願いだから中邑をプッシュし続けてくれ。どうせなら、いつものパンツ姿に戻ってくれるといいんだけどな。そろそろ今の衣装はやめてもいいんじゃないか?
あれは日本のエルビス・プレスリーには似合わない。タイトなパンツじゃないと。ルーズなのはだめ。そして、黒と赤、マイケル・ジャクソンのジャケットだ。彼のルックスは完璧だったよ。
衣装がボディスーツに変わった理由は何なんだろうね?彼自身が望んだのか、ビンス・マクマホンが彼の体つきを嫌がったのか。
適切なタイミングで適切なクリエイティブ的決断を下すこと。これによって彼は活気を取り戻したんだ。彼に関するすべてのことが、ほんの数週間前と比べてもよりダイナミックでエキサイティングなものになっていると感じるよ。
レスラーには良いブッキングが必要だ。クソみたいなアングルやストーリーを与えられたレスラーを見た時、「プロなんだから」と考えるのはやめよう。ブッカーの仕事はレスラーを成功させることであって、苦しめることじゃない。
神様……お願いだからこの男にワールドタイトルをお与えください。
2度目の勝利はあり得る?
もし中邑がまたランブルに勝利するとしたら、複数回勝利という偉業を達成することになる。これはめったにないことだ。思いつく限りでは、ストーンコールドとショーン・マイケルズだけ。もしキング・オブ・ストロング・スタイルがこの2人に加わるとしたら、とんでもないことになるよ。
ランディ・オートン、HHH、ジョン・シナ、ハルク・ホーガン、バティスタもやってるね。真輔がこの中に加わるとは思えないけど、夢はあるな。
ストンコは3回勝ってる。
男子ロイヤル・ランブル・マッチ、誰が勝つ?
私の予想。
有力候補: ダニエル・ブライアン、エッジ、キース・リー
ダークホース: 中邑真輔。
ダニエル・ブライアン、ビッグE、真輔。間違いなくこの3人のうちの誰かが勝つよ。
まとめ
ランブルを2度制することの難しさは半端ではありません。WWEでのこれまでのブッキングからして、もう一度ビッグチャンスを与えられるかどうか……可能性は低いかもしれません。ただ、期待はしてしまいます。
このタイミングで、世界中のWWEユニバースから愛された「The Rising Sun」を取り戻した意味を、その価値を見せてほしいです!
(Reddit)