IWGP USヘビー級王座チャンピオンのジョン・モクスリーと、同王座への挑戦権利書を持つKENTAが、お互いの団体に襲撃をかけました。
1月30日に配信された「NJPW STRONG」では、モクスリーがKENTAを襲撃。そして、現地時間2月3日放送のAEW・Dynamiteでは、逆にKENTAがモクスリーを襲撃しました。KENTAによる襲撃は、新日本のSNSアカウントや公式サイトで取り上げられました。その時の映像が新日本プロレスワールドで配信されるという、これまでの新日本とAEWの関係では信じられないような出来事まで起きています。
今、両団体の関係はどうなっているのでしょうか?レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、現在、新日本とAEWは業務提携関係にあるそうです。
いわく、新日本はモクスリーの新日本復帰とUSヘビー級王座の防衛戦を希望し、その見返りとしてKENTAのDynamite出演を認めたとのこと。新日本はモクスリーからタイトルを剥奪することもできましたが、そうはなりませんでした。新日本はモクスリーを非常に高く評価しているみたいですね。
新日本とAEWの間には太平洋が存在します。パンデミックが続く中、気軽なコラボレーションは不可能です。しかし、KENTAはフロリダ州オーランド在住のため、彼がDynamiteに出演することは難しくありません。メルツァーによれば、アメリカ在住の新日本の選手たちがクロスオーバーに参加する可能性もあるそうです。また、AEWには日本に「帰る」ことを待ちきれないレスラーもいるとのこと。
コロナ禍において、新日本がモクスリーを参戦させるには取引が必要だったようです。今後、太平洋をまたいだコラボレーションがどのような形で進んでいくのか、楽しみですね。
(Wrestling Observer, Wrestling Inc, WhatCulture)