2019年に設立されたAEWを率いるトニー・カーン。彼の影響力は日に日に強くなっています。WWEのビンス・マクマホンとは異なり、トニーはメディアで発言する機会がとても多いので、発言の内容が話題になることも多いですね。
レスリング・オブザーバーのラジオ番組にゲスト出演したカーンは、いくつかの質問に答えました。
ブライアン・ダニエルソン
2021年4月をもってWWEとの契約を満了したダニエル・ブライアン。WWE在籍時から他団体参戦を希望していた彼は、特に新日本プロレスへの参戦を熱望していたとされています。2021年春にWWEと新日本が業務提携の交渉をしていた時、議題の中心になっていたのはDBの新日本参戦でした。
AEWは新日本と提携しています。コロナ禍では交流は限定的ですが、状況が改善すれば多くのレスラーが行き来することになるでしょう。
ブライアン・ダニエルソンとAEWの交渉、契約が報じられたのは7月。報道では、彼は現地時間9月5日開催のPPV「ALL OUT」でデビューするとされています。
彼について質問されたトニーは、
その質問には答えられないよ。俺に聞いてくるのは別にいいんだけど、今日この場では何も言えないね。彼は史上最高のレスラーの1人だ。
とコメントしています。
海外遠征
コロナのパンデミックが起きる前、AEWはイギリス遠征を計画していました。(あくまで噂話に過ぎませんが、日本公演の話もあったとか…。Twitterで見た話なので信憑性はわかりません)
当時の希望は現在も変わっていないそうです。
イギリスには行きたいね。俺の人生の大きな部分を占めている国だから(彼はイギリスのサッカーチーム・フラムFCの共同オーナーの1人)。
AEWには男女問わずイギリス出身の素晴らしいレスラーがいる。正確な日程は発表できないけど、クレイヴン・コテージ(フラムFCの本拠地)でイベントをやりたいんだ。AEWにとって最高のホームになると思うんだよね。
WWEのリクルート方針の変更
これまではインディシーンの有望株をかき集めていたWWEですが、今後はインディレスラーをスカウティングせず、見た目の良いアスリートにプロレスを教えていくという方針に立ち戻るとされています。
この件についてコメントを求められたトニーは、ミック・フォーリーやダックス・ハーウッド(スコット・ドーソン)のような選手を見落としてしまう可能性があることを指摘した上で、
見た目が良くてもプロレスが全然ダメな人はいる。見た目先行で100人と契約しても、レスラーとしての能力を持っている人は一人もいないかもしれない。
とコメントしています。
(Wrestling Observer)