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【AEW】Dynamite放送局の親会社が、WWEによる「AEWのグロい自傷的な試合」への批判に腹を立てていると報じられる

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現在、AEWのテレビ番組はワーナーメディア系の放送局で放送されています。世界的なメディア・コングロマリットと団体の関係は良好です。

インディシーンの遺伝子を強く受け継いでいるAEWでは、レスラーがガチ流血する試合が意図的に組まれることも珍しくありません。2021年末にRampageで放送されたペネロペ・フォード & ザ・バニー VS アンナ・ジェイ & タイ・コンティのストリートファイトマッチは血みどろの激しい試合となり、バニーは頭部から大流血してしまいました。

こうした試合が放送されることについて、業界最大手のWWEは否定的な考えを持っています。最高責任者ビンス・マクマホンが自ら批判したこともあれば、先日はカナダのメディアに対して

何人もの女性が血まみれになった自傷的なグロい試合を見れば、我々とはまったく異なるビジネスをしている団体なのだということがわかる。WWEも「Attitude Era」の頃はエッジの効いた番組をやっていたが、2022年の今、あのような危険で残酷な映像が、放送局、スポンサー、会場、子どもたち、または一般大衆全体にとって魅力的なものだとは、我々は思わない。

と批判的なコメントをしたことも。

WWEはAEWの「グロさ」を一般受けしないと考えている
「流血」というキーワードは、プロレス団体の性格を示す要因の1つです。 WWEでは流血を画面に映すことを避けますが、AEWはそれをいとわない傾向があります。テレビ番組で大流血シーンが...

この批判に対し、ワーナーメディアが腹を立てていると報じられています。レスリング・オブザーバーによれば、ワーナー側は「広告売上にダメージを与えようとする、対企業への個人攻撃だ」と考えているとのこと。確かに、業界最大手の団体からこうした意見が出ることで、スポンサーたちに影響を与える可能性は否定できません。

AEWとワーナーメディアのテレビ放送契約は2023年に終了します。こうしたWWEの動きが両者の関係に損害を与える可能性だってあります。WWEはWCWに対しても動揺の戦術を使ったことがありますが、この件が大きな問題につながらないことを願うばかりです。

……というネガティブな見方もできますが、個人的には、WWEがAEWのことをはっきりと「敵」だと見なしていることの表れだと思いますし、こうした形で団体同士の争いが繰り広げられるのもそれはそれで面白いので、大事にならない程度にケンカしてほしいです。

(Wrestling Observer, Clutaholic)

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