AEWのファンに愛される若手四本柱の1人、ダービー・アリン。レジェンドレスラー、スティングとのコンビで活動する彼は、もはや団体に欠かせない存在です。
そんな彼がAEWへの初参戦を果たしたのは、2019年6月開催の「Fyter Fest」でした。まだDynamiteの放送が始まる前のこと、彼はこのショーでコーディ・ローデスとシングルマッチを行い、20分時間切れドロー。試合はファンから高く評価され、後のAEWでの歩みにつながっていきます。コーディがアリンを対戦相手に選んだことで彼のキャリアは大きく変わりました。
そんな「恩人」がWWEへ移籍したことについて、彼はどう考えているのでしょうか?New York Post誌によるインタビューの中で、彼は次のように語っています。
コーディが幸せなら、俺も幸せ。それがすべてだよ。プロレスという旅にはいろんな岐路があって、どの道を歩むかは人それぞれだ。俺はAEW以外の団体で幸せになれないタイプだってことを自覚してる。なぜなら、自由な時間を確保できるから。スケボーに時間を費やしたり、サイドプロジェクトを動かしたり、クレイジーなことができる。スケジュールに縛られたくないんだ。でも、彼が幸せを見つけられたのなら、それは大切なこと。俺にとっても、彼の幸せは大事なんだ。その決断について、他人がとやかく言えるようなものじゃない。
彼は俺の情熱を感じて、Fyter Festでの対戦相手に選んでくれた。あれが俺のAEWデビューマッチだったんだ。2人で20分間のブロードウェイを演じてみせた。比較的無名なレスラーだった俺と、しかもあの時期の俺みたいなタイプのレスラーとああいうことをするのは、とても特別なことだよ。
いつの日か、恩人と再会することもあるかもしれません。
(NY Post)