2022年3月、AEWのトニー・カーン社長がROHを買収してオーナーに就任しました。
これにより、ROHは事実上AEWの下部団体に。AEWのテレビ番組でROHのタイトルマッチが行われたり、ROHのPPVに向けたストーリーが展開されるようになりました。
買収による変化は、レスラーたちの起用にも影響を甘えているのかもしれません。Wrestlenomicsによれば、4月に開催されたROHのPPV「Supercard of Honor」以降、AEWのテレビ番組でに出場するレスラーの数がそれ以前と比べて増えているそうです。
Dynamiteは、4月以前の32エピソードに131名のレスラーが出場。4月以降の32エピソードでは147名が出場しています。また、Rampageは118名から145名へ増加しました。
このデータに対する見方は2つ。多くのレスラーが出場機会を得ることができた、というポジティブなものと、レスラーが多すぎて十分な出場機会を得られなくなっている、あるいはタイトルが多すぎて内容についていけない、というネガティブなものです。
AEW、ロースター数に対して週のテレビ番組の放送時間が短いと指摘されることの多い団体です。週3時間の放送枠、そしてビッグスターが多数在籍するという構造上、若手や中堅、ミッドカードのレスラーにスポットライトを当てられる時間は限られます。
ROH買収により、コンテンツの多様性は増しました。しかし、一刻も早いROHのウィークリー番組の放送開始が待たれます。
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