昨日、WWEはマンディ・ローズを解雇しました。
原因は、彼女がサブスクサイトで公開していた「きわどい」画像や動画。これらはWWEの基準を超えていると判断されてしまったようです。
彼女は解雇される直前までNXT女子王座を1年以上も長期保持していましたが、本来は2023年1月に予定されていたロクサーヌ・ペレスとのタイトルマッチが急遽NXTの通常会で行われることになり、彼女は試合に敗れました。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、彼女の解雇に関与したのはマット・ブルーム(ジャイアント・バーナード)とショーン・マイケルズ。NXTを率いる重要なスタッフです。
まず、ブルームが「ローズが際どいコンテンツを配信している」とマイケルズに伝え、その内容まで報告しました。そして、マイケルズがすぐに「彼女からタイトルを剥奪する必要がある!」と決断。番組内容を変更してタイトルマッチを組み、ローズは敗れました。
彼女の解雇について、SNS上ではWWEと女性パフォーマーの関係の歴史と絡めて批判する声があります。最近の例では、かつてエンバー・ムーン(現 AEWアテナ)がインタビューで語っていたように、女性選手たちはよりセクシーな衣装を着るように指示されていたことがあります。
メイクアップアーティストのところに行って、「私は不幸だよ」と言ったのを覚えてる。「私たちがどのようにしてセクシーな衣装を着るか」がテーマのバカみたいなミーティングに出席する必要があったんだよね。
2時間のミーティングの中で、マンディ・ローズのような衣装を着ることについて話し合ったからといって、網目でセクシーさをアピールするショーツを履くわけにはいかないわけ。そんなのフェアじゃないでしょ。マンディは本当に素晴らしくて、フェノメナールな人だと思うけど、誰もが彼女のようにできるわけない。
WWEが収益化できない形での「セクシー」だったために、団体として彼女を解雇する決断に至ったのではないか、という指摘もあります。
メルツァーによれば、WWEは「この状況では、彼女を解雇すること以外に選択肢は存在しなかった」と考えているとか。かなり尾を引く解雇劇になりそうです。