現地10月10日、裏番組になったWWE・NXTとの視聴率対決に完敗したAEW・Dynamite。
ジョン・シナやアンダーテイカーが登場したNXTは約90万人の平均視聴者数を獲得したものの、Dynamiteは約60万人の平均視聴者数しか獲得できず、本気を出したWWEのスターパワーに粉砕されました。
その後、トニー・カーン社長がSNSでWWE批判を繰り返したことで逆に批判されるという出来事もあり、完敗後のDynamiteの視聴率に注目が集まっていました。
報道によれば、Dynamite最新回の平均視聴者数は901,000名で、NXTに完敗した前週比で48%の増加となりました。NXTが裏番組ではなかった2週間前の放送と比べても12.6%の上昇です。
また、主要層の18〜49歳の視聴率は0.31で、前週比19.2%、2週間前との比較だと10.7%の増加。NXTへの完敗、トニーの言動によりファンが離れることはありませんでした。
ちなみに、今週のNXTは平均視聴者数が約798,000名。18〜49歳の視聴率は0.23でした。ギリギリ80万人には届きませんでしたが、8月以降の好調さをキープしています。
最近、AEWの視聴率は伸び悩んでおり、会場のチケット売り上げも不調でした。平均視聴者数が90万人を突破したのは8月以降2回目となります。
同時収録となったRampageにCMLLからミスティコが参戦したことでチケットもよく売れたため、今週のDynamiteは AEWにとって実りのあるものになったようです。
とはいえ、ミスティコの参戦がなければ場内は空席が目立ったかもしれませんし、外的要因が好成績につながった可能性は否定できません。今後、自力で好成績を取り戻せるでしょうか?
(Wrestling Observer)