RAW最新回で世界ヘビー級王座チャンピオンのセス・ロリンズとの抗争が始まったジンダー・マハルに対してAEWトニー・カーン社長が批判したことは、非常に大きな話題になりました。
トニーは元WCWエリック・ビショフとレスバを繰り広げ、その中で過去1年間で1勝もしていないマハルが世界ヘビー級王座に挑戦する流れになっていることを批判し、WWEとAEWのブッキング思想の違いへの持論を展開。「ジンダー・マハル」はXのトレンドになりました。
マハルへのブッキングを批判する中で、トニーはデビュー後28勝1敗のHOOKがサモア・ジョーの持つAEW世界王座に挑戦することを誇らしげに語りました。WWE殿堂入りレスラーのブッカーTは、トニーが繰り広げた持論について、自信のPodcast番組の中で興味深く語りました。
いやー、面白いね。マジで。この業界で30年以上も仕事をしてきたインサイダーにとって、トニー・カーンが28勝1敗という勝ち負けの記録を持ち出しのは、本当に面白いよ笑
みんな、このビジネスがどういうものか分かってるだろ?ジンダー・マハルは最高のパフォーマンスをしている。彼は信用できる男だ。ファンから特定の反応を引き出すために、彼はああしや役回りを演じているんだ。
(RAW元旦大会でザ・ロックがサプライズ登場した時にマハルと対峙したことについて)ロックが登場したときの大歓声が、今俺が話していることのすべてを示している。マジな話だ。ロックがあれほどの大歓声を受けたのは、ジンダー・マハルが大きく貢献したからだよ。その仕事を批判することはできない。
プロレスという世界では、勝者じゃなくてもタイトルマッチに出場することがある。何よりも大事なのはエンターテイメントだよ。俺の観点では、プロレスというビジネスは常にエンターテイメントを扱ってきた。トニー・カーンが28勝1敗という成績を気にしているのは、かなり心配なことだと思う。
マハルのブッキングに対するあの反応は、ボスとしての思考なんかじゃない。SNSで頭がいっぱいになっている人のそれだった。現代社会では、トニー・カーンだろうが億万長者だろうが、マクドナルドで働いている人だろうが、Twitterのアカウントを持っていれば誰かから嫌がらせを受けるものだよ。
もし、SNSが生きる指針になっていたり、会社を運営する基準になっているなら、それは深刻な問題だ。トニー・カーンには自分のスマホからXのアプリを削除することを勧めるよ。団体がアカウントを運営するべきだ。
(WrestlingNews.co)