プロレス界には、ステロイドとの暗い歴史があります。
かつて、アメリカのプロレスラーたちの間でステロイドや鎮痛剤が蔓延し、肉体増強やパフォーマンスの向上と引き換えに多くのデメリットを負ってしまうというケースが少なからず発生しました。日本でも活躍したダイナマイト・キッドをはじめ、多くのレスラーが後遺症に苦しんでいます。服用経験の有無に関わらず、その危険性を語るレスラーは少なくありません。

【WWE】ショーン・マイケルズ「プロレス界は少しヤワになったかもしれない。でも、その分健康的になった」
世界の進歩と共に、プロレス界も変化してきました。業界のベテランたちの目に、現在の世界はどのように見えているのでしょうか? かつてのプロレス界は、決して健康的と呼べる世界ではありませ...

【AEW】ブライアン・ダニエルソンが語る「1999年から2021年にかけてプロレス界に起きた変化」
21世紀のプロレス界を代表するビッグスター、ブライアン・ダニエルソン。現在はAEWに所属し、存在感を示し続けています。 1999年にデビューした彼はキャリア22年。彼が若手だった頃...

【WWE】カート・アングルが過去の薬物依存との苦闘を語る。「超強力な鎮痛剤を1日65個も…馬も泡をふく量だよ」
誰もが認めるプロレス界のレジェンド、カート・アングル。 レスリングの猛者としてオリンピックで金メダルを獲得し、WWEでのプロレスラー転向も大成功。彼は業界を代表するトップスターでし...
鍛え抜かれた肉体を誇るレスラーたちには、今も「ステロイドを使っているのでは?」という視線が向けられることがあります。長年にわたってWWEの看板選手として活躍し、現在はハリウッドで俳優として活動するジョン・シナは、最新のインタビューでステロイドの服用経験について質問され、次のように語りました。
このプロレスという職業では、人を持ち上げて投げることが求められるんだ。
(ステロイドを使って筋骨隆々の身体を手に入れることを想像しなかったか、と質問され)そこにはリスクと報酬がある。アクセルを早く踏みすぎると、長期的に多くの悪いことが起こる可能性があるんだよ。
俺はワークアウトが大好きだ。本当に重要なものだと思ってるよ。一種の瞑想みたいなものだ。しっかりワークアウトしなければ、怪我をしてしまう。ジムで身体を酷使すると、その前よりもストレスが少なくなるんだ。ジムへ入るときよりも落ち着くことができる。
俺は17歳の時には既に体重が102キロあった。体格には自身があるんだよ。13歳の時から鍛えてるしね。それこそが、俺がステロイドを必要としなかった理由だと思う。
(WrestlingNews.co)
あわせて読みたい

【WWE】ランディ・オートンがビンス・マクマホンの性的虐待疑惑を語る。「心が痛む。信じたくないという気持ちもあるけど…」
WWEを世界規模の団体に成長させ、多くのスターを排出したプロレス界の巨人、ビンス・マクマホン。 彼のお陰でチャンスを掴み、人気者になった選手たちにとって、最近の彼につきまとう「性的...

【WWE】グンターがブロン・ブレイカーとレッスルマニア40で対戦する可能性を語る。「一対一でパフォーマンスを維持できるかな?」
Royal Rumbleでブロック・レスナーの代役を務め、観客を大いに湧かせる活躍を披露したブロン・ブレイカー。 先日メインロースターに昇格した彼は、未来のメインイベンターとして大...