プロレス界には、ステロイドとの暗い歴史があります。
かつて、アメリカのプロレスラーたちの間でステロイドや鎮痛剤が蔓延し、肉体増強やパフォーマンスの向上と引き換えに多くのデメリットを負ってしまうというケースが少なからず発生しました。日本でも活躍したダイナマイト・キッドをはじめ、多くのレスラーが後遺症に苦しんでいます。服用経験の有無に関わらず、その危険性を語るレスラーは少なくありません。
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鍛え抜かれた肉体を誇るレスラーたちには、今も「ステロイドを使っているのでは?」という視線が向けられることがあります。長年にわたってWWEの看板選手として活躍し、現在はハリウッドで俳優として活動するジョン・シナは、最新のインタビューでステロイドの服用経験について質問され、次のように語りました。
このプロレスという職業では、人を持ち上げて投げることが求められるんだ。
(ステロイドを使って筋骨隆々の身体を手に入れることを想像しなかったか、と質問され)そこにはリスクと報酬がある。アクセルを早く踏みすぎると、長期的に多くの悪いことが起こる可能性があるんだよ。
俺はワークアウトが大好きだ。本当に重要なものだと思ってるよ。一種の瞑想みたいなものだ。しっかりワークアウトしなければ、怪我をしてしまう。ジムで身体を酷使すると、その前よりもストレスが少なくなるんだ。ジムへ入るときよりも落ち着くことができる。
俺は17歳の時には既に体重が102キロあった。体格には自身があるんだよ。13歳の時から鍛えてるしね。それこそが、俺がステロイドを必要としなかった理由だと思う。
(WrestlingNews.co)
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