WWEという巨大な団体において、選手たちが自由に行動したり、発言するのは難しいことです。
ビンス・マクマホン体制の頃であれば、基本的に、選手たちが番組内で語る内容は台本に従ったものでした。ポール・ヘイマンは、その理由として「複数の巨大な契約を抱える以上、誰かが勝手に問題発言をしてしまうことを防ぎ、番組の内容をコントロールしなければならない」とコメントしています。
【WWE】批判されがちな「台本」の存在について、ポール・ヘイマンが持論を語る。「契約を守らないといけないんだ」
WWEでは、選手たちには「台本」が与えられ、決められた内容のプロモをするのが普通です。この点については、「選手たちの自由が奪われている」などの理由で批判されがちです。 しかし、名マ...
しかし、HHHがクリエイティブの責任者を務める今、「クリエイティブの自由」に対する認識が団体内で変化しつつあるようです。ジンダー・マハルは、最新のインタビューで次のように語りました。
今年、俺が行った2つのプロモ…1つはザ・ロックと、もう1つはセス・ロリンズとのものだったけど、発言の大半は俺自身が伝えたかったことだった。ある程度の自由を与えられたんだ。
WWEはパフォーマーを信頼しなければ。俺たちは個々に異なるものを持っているわけで、みんなを輝かせるべきだよ。WWEにとって、WWEで活躍するパフォーマーにとって、エキサイティングな時期だね。
俺は本当に、これからはWWEユニバース、つまり俺たちのファンが、WWEのショーで起こることへの影響力を持つようになると思う。WWEは、自分のやり方に固執し、観客がどんな反応を示そうとも、「これが進む方向なんだ」と突っぱねることがあったけどさ。
【WWE】ジンダー・マハルがAEWトニー・カーン社長からの批判を振り返る。「時々、受けるべき評価を受けていないと感じる」
2024年1月、 AEWのトニー・カーン社長がWWEのブッキングを批判したことが大きな話題になりました。 過去1年間勝ち星のなかったジンダー・マハルがセス・ロリンズの持つWWE世界...
(Wrestling Inc)
あわせて読みたい
【WWE】中邑真輔がオカダ・カズチカのAEW入団にコメント
2016年に新日本プロレスからWWEへ移籍し、複数のタイトルを獲得してきた中邑真輔。 新日本時代、彼はCHAOSのリーダーとしてオカダ・カズチカと共闘し、素晴らしい関係を築きました...
マット・リドルが「RKBroの発展とランディ・オートンとの関係」を振り返る。「あっという間に打ち解けた。彼は俺のことを好きじゃなかったけど…」
2021年に誕生したランディ・オートンとマット・リドルのタッグチームRKBro。 元々人気の高かった2人ですが、タッグ結成前では予想できないほどの化学反応が起き、世界中のファンを魅...