ロンダ・ラウジーが自著でWWE＆ビンス・マクマホン批判を展開。「サウジアラビアは女性の権利が制限されている。ビンスもそれを望んでいるだろう」

2024年4月に自伝『Our Fight』を発表するロンダ・ラウジー。

UFCやWWEで大活躍したスーパースターは、古巣についてどのように書いたのか…。Inside The Ropesによる抜粋によれば、WWEやビンス・マクマホンのある側面について、非常に批判的な記述があるようです。

以下は、報じられた抜粋の内容です。

HHHは歴史上最も優れたレスラーの1人で、ビジネス面も優れている。WWEの皇帝ビンス・マクマホンの娘ステファニーと結婚している。
ビンスは、父から引き継いだ団体を運営し、あらゆる団体を吸収することによりすべてを手に入れた。カメラの前で演じる悪役の彼と、性的不品行で何度も訴えられた実際の彼の境界線は時に曖昧である。
WWEは、女性の権利が制限されているサウジアラビアで年に2回大きなショーを開催する。ビンスも同じようにできればいいと思っていることを、私は確信している。

WWEは女性選手たちのレガシーを紹介する映像を作るのが好きだが、実際には長い間過度に性的なサポートキャラクターだった。女性選手のレベルが向上したことで、WWEは彼女たちの役割を徐々に拡大した。
WWEは自らをスポーツエンターテイメント企業と位置付けているが、実際のエンタメ界と同様に、WWEでもバックステージでの力を持つ男性たちが女性に対して番組出演と引き換えに性的行為を強要する文化があった。
女性たちはレスラーとして番組に出演するようになったが、依然として特定のルックス…過度なメイクや露出の多い衣装、大きな胸が求められた。私（ラウジー）が女性も格闘技スターになれることを証明してから、女性たちがプロレスのリングでちゃんと時間を得られるようになるまでかなりの時間を要した。

WWEが#givedivasachanceムーブメントを受けた後、全国放送のテレビマッチで行われた女子のタッグマッチは30秒で終わった。4人の女性たちは、すべての男性選手たちの入場よりも短い時間で試合をすることになった。プロレス界の外側にいる人たちがこれを見れば、WWEに性差別的、家父長的な文化が根強いと結論つけるかもしれないが、その推測は正しい。
今日の女性選手たちの道を切り拓いたレジェンドたちには尊敬の念しかない。それと同時に、彼女たちが耐えた性差別的で軽蔑的なナンセンスには、ただただ嫌悪感を覚える。

…ということで、WWEの女性選手たちへの扱いの歴史に対する厳しい批判が書かれているようです。彼女は大のWWEファンで、選手としてWWEの内側もよく知っています。WWE時代からタブーなき発言を繰り返していた彼女だからこそ書ける内容ですね。