先日開催されたAll Inの第1試合として行われたAEW世界トリオ王座戦。
4チームが参加し、常にあちこちで殴り合いが繰り広げられたこのラダーマッチの盛り上がりは5万人規模のショーにふさわしいもので、各チームが特徴を発揮し合う名勝負でした。勝利したのはBlackpool Combat Club(クラウディオ・カスタニョーリ&ウィーラー・ユウタ)&PAC組。PACは地元イギリスのファンから大歓声を浴びていました。
From the wild card team to now NEW #AEW World Trio’s Champions! Claudio Castagnoli, Wheeler Yuta & PAC!
Order #AEWAllInLondon on PPV right now!
🔗 https://t.co/JlBXZPLNGj@ClaudioCSRO | @BASTARDPAC | @WheelerYuta pic.twitter.com/Chv0tiTinC— All Elite Wrestling (@AEW) August 25, 2024
本来であれば、PACがこの試合に出場するのは、Death Triangleの仲間であるペンタ・エル・セロ・ミエド&レイ・フェニックスとのトリオがふさわしい形でした。しかし、2人にはWWE移籍の噂があり、当初は計画されていた3人でのAll Inへの出場もキャンセルになってしまったと報じられています。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、当初の計画では、All InでAEW世界トリオ王座を獲得するのはDeath Triangleだったそうです。
WWE移籍の可能性がある2人がショーから外された一方、PACには契約に関する問題がないため、彼の出場に支障はありませんでした。
メルツァーは、「PACは非公式にBlackpool Combat Clubに加わったようだ」とコメント。今後はBCCのメンバーと行動を共にすることになりそうです。AEWインターナショナル王座への挑戦権を持つ彼は、まずチャンピオンのウィル・オスプレイとの抗争に入りつつ、トリオ王座の防衛戦にも挑むことになるでしょう。
本来の形でのタイトル獲得が実現しなかったのは残念ですが、AEWはPACに大きな期待を寄せているようです。彼の今後の活躍に注目しましょう。
(Wrestling Observer, Wrestling Inc)