インパクト・レスリングの躍進を支え、団体名をTNAに変更するという秋な決断を下したスコット・ダモール元社長は、2024年初頭に親会社Anthemの判断で解雇され、プロレス界から離れていました。
理想的なリーダーとして部下たちから慕われ、プロレス界で大きな存在感を示していた彼は、TNAから解雇された後、かつてカナダで活動していたMaple Leaf Wrestlingという団体の後続団体Maple Leaf Pro Wrestling(MLP)を旗揚げ。先日、旗揚げ興行が行われ、大反響となりました。
カナダ色の強い団体運営を目指し、TNAの部下だったジョシュ・アレキサンダーやマイク・ベイリーらをブッキング。そこにAEWのレスラーたちも加わり、MLPにしかできないプロレスをファンに示しました。
最新のインタビューで、ダモールはMLP設立の背景を語りました。
俺は懲りない人間なのかもしれないね。
TNAを去った後、しばらくプロレス界から離れていたんだ。TNA退社後の反響には圧倒された。謙虚にならざるを得なかったよ。連絡をくれた人々の中には、予想通りの人もいれば、驚くような人もいました。本当に感動したな。
プロレス界から一歩下がって、しばらく時間を置いて、次は何をすべきか考えたかった。連絡をくれた人たちに、今どんな状況なのか尋ねてみたんだ。キース・ミッチェル、ティム・ウォルバーグ、ケビン・サリバン、ジョシュ・アレクサンダーといった面々から連絡が来ていたし、「彼らだけでも素晴らしいプロレス団体になるな」と思った。
いろんな物事について話し始め、検討した結果、秋が良いタイミングだと判断したんだ。年初の出来事から十分な時間が経っていたし、良い休息期間も取れた。違う方向に進むことができ、素晴らしいデビューを計画・準備する時間も確保できたんだ。
俺は興奮しているよ。このビジネスが大好きだ。いつもそうだったし、これからもそうだろう。最初のTNA在籍期間の後に別の道に進んだ時でさえ、その情熱と愛情は消えることはなかった。これからが楽しみだよ。
(Fightful)
あわせて読みたい