HHHが「今のWWEの好きなところ」を語る。「みんなリアルなんだよ。昔とはストーリーの語り方が違う」

今の作品で俺が本当に気に入っているのは、「程度の差こそあれ、誰もがリアリティを帯びている」ということだね。もちろん、型破りなキャラクターは常にいる。でも、基本的には皆リアルだよ。

リアルな感情をストーリーに絡めると……例えば「2年前にあいつに裏切られた」という記憶のある選手は多い。今は両者ともヒーロー側かもしれないけど、そのわだかまりは残っているんだ。同じヒーロー側の入場ゲートから出てくるからといって、すぐに親友になれるわけじゃないのさ。

今と昔ではストーリーの伝え方が異なる。今は人々の感情や恨みといったものをよりリアルに表現しているよ。誰も完璧じゃない。俺たちのヒーローにも欠点があり、時には悪役が善人になることもある。単に「悪役だから子犬を蹴飛ばす」というような単純なものではなく、そこにはリアルな感情や理由があるんだ。