先日開催され高い評価を得たAEWのオーストラリア大会Grand Slam。
ケニー・オメガ&ウィル・オスプレイ組が竹下幸之介&カイル・フレッチャー組を見事に撃退した試合やトニー・ストームがマライア・メイに勝利してAEW女子世界王座を奪い返すなど話題性は十分なショーでしたが、ネット上では「普段と違うリングが使われていたこと」が批判の対象になっています。
Why is the AEW Grand Slam ring so small, or are we going insane? pic.twitter.com/eBfra4iV19
— LEO CAS€¥💞💫 (@ChrissB26293347) February 16, 2025
AEWが普段利用しているリングは20×20フィートサイズ。しかし、Grand Slamでは普段より小さな18×18フィートサイズのリングで、コーナーポストが傾いていました(一部で噂されていた16×16サイズという情報は誤り)。これについて、AEWに批判的なアカウントが「輸送の問題でリングを輸送し忘れた」などの憶測を投稿していましたが、これは誤りです。
Fightfulによれば、AEWはアメリカ国外でショーを開催する際に20×20サイズのリングを輸送しない方針を取っており、今回の18×18サイズのリングの使用は最初から計画されたものだったそうです。このサイズのリングはTNAでも使用されており、AEWでも過去にサンダー・ロサとブリット・ベイカーによる壮絶なデスマッチで使われたことがあります。
この件については、SNSで「普段よりも小さなリングを使っているのはおかしい」「コーナーポストが傾いているなんてWWEではあり得ない。なんて惨めなんだ」「輸送を計画しないなんてAEWはレベルが低い」など批判的な意見が多く見られます。
AEWの上層部で働くQTマーシャルは、使用したリングが地元オーストラリアの団体PWAから借りたものだったことを明かした上で、こうした意見に対して次のように反論しています。
AEWのリングは、AEW独自のデザインになっている。インディ団体や大手団体でも、20フィートのリングを使うことは非常に珍しい。今回使用したリングは18フィートだ。TNAは何年もこのサイズを使っているし、ROHも過去に使用していた。
なぜこれが話題になるんだ? 18フィートのリングを使うのは今回が初めてではないよ。
また、Grand Slamでオカダ・カズチカの持つAEWコンチネンタル王座に挑戦して敗れたバディ・マシューズは、敗北の理由を「リングが小さかったからだ」とジョークを飛ばしました。
もし、あのリングが16×16のクソみたいなリングじゃなかったら!
1: 入場時にマットの穴にハマって足首をやられることもなかった。
2: オカダがロープに足をかけられず、俺がチャンピオンになっていた。
まあ、こういうこともあるさ…
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(Fightful, Wrestling Inc)
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