今日、世界中のプロレスラーからリスペクトを集めるホミサイドが引退しました。その背景には、どうしても引退が避けられない事情があったそうです。
現在48歳のホミサイドは1993年に15歳でデビュー。インディシーンを中心に活躍し、2000年代にはROHでブライアン・ダニエルソンやクリス・ヒーロー、コルト・カバナらと激しく争いました。
そして、彼はROH世界王座、TNA Xディビジョン王座など、複数のタイトルを獲得。彼を慕う仲間は多く、例えばAEWのエディ・キングストンは「兄貴分」の彼を非常に信頼しています。
そんな彼は、現地3月20日にアウトロー・レスリングのショーで引退。ブル・ジェームズとタッグを組み、マイク・サンタナ&アファ・ジュニア組と対戦して勝利しました。
One more time! #Homicide pic.twitter.com/jZbL411DmH
— Gunny (@2ndgunny) March 21, 2025
ロッカールームではスタンディングオベーションが起き、ファンや仲間たちが彼のキャリアを祝福しました。試合前、彼はFacebookで引退の理由を「脳に嚢胞が見つかったため」だと明かしました。
プロレスという仕事、情熱、スポーツに別れを告げるなんて信じられないよ。
俺がリングを去るのは、医者に診てもらったら脳に嚢胞があるとわかったからだ。何カ月も前から悪化していて、視力や言葉が不自由になっていたんだよ。ハードヒットな試合をして、ノックアウトされ、そのまま飛行機に乗る…それの繰り返しが原因だ。
俺は生き抜いてきた男だ。どんな戦いも乗り越えてきた。これは別れじゃない。また会おうぜ。
世界中のプロレスファンから愛されたホミサイド。試合には出られなくても、彼はこれからもプロレス界への貢献を続けてくれるはずです。
(Wrestling Observer)